日米安保はオスプレイに乗って

 7月23日に垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ12機が岩国市にやってきた。これが危険なことは米軍自身が認めている。配備を進めながら「安全が確認されるまで飛行しない」という矛盾がある。
 にもかかわらず野田総理も森本防衛大臣も、アメリカに変更を求めることはしない、という。日米安保が絶対であり、日米安保アメリカが決めることで、「オスプレイ配備は日本防衛のためにきわめて重要な要素」と言っているから、それに逆らうことは出来ないと骨の髄までしみているのだろう。
 マスコミも似たようなものだと思う。これまでも日米安保ありきの論調しかない。ただ国民世論に「警戒感」を感じているアメリカを見ながら、批判的な報道をしているように思える。
 [朝日]7月24日の社説は、オスプレイ配備によって「安全保障の基盤が揺らいでは、元も子もない」というアドバイスを送っている。
 日本国民の安全保障のために日米安保が必要であり、それはオスプレイに乗ってやってくる。