神戸新聞の良識

 ちょっとびっくりしました。[神戸]6月1日の正平調です。
 大阪市議会における「旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる発言」での橋下市長問責決議、その時の公明党議員団の対応を批判しました。
 公明党は「土壇場になって一転、賛成から反対に回った」「松井幹事長が市長出直し選挙を口にしたとたん、雲行きが怪しくなってしまった」から、議場で「大阪の恥」といわれたそうです。
 公明党の転向の理由を良く知りませんから、その是非は問いませんが、その政党に対する責任を神戸新聞が率直に書いたことは評価します。ジャーナリズムの常識です。
 政治の世界は「一寸先は闇」といいますし、公明党支持者は、おそらくそんなことは気にしないでしょう。だから公明党は恥であろうが、正当の論理で動きます。
 ですが、橋下発言を不問に付したり、ごまかすのは、それに賛同したのと同じことだと、ジャーナリズムは思うべきでしょう。
 きちんと追及した神戸新聞に拍手です。
おそらく自爆に進む
 ここから先は私個人の見解です。
 元々、橋下は嫌いな男の典型です。大阪市職員に対する思想調査で確信しました。品性下劣は隠しようがありません。
 彼は口がうまくて権力には媚て、自分が権力を握れば勝てる喧嘩を仕掛けます。反対者は排除します。上手に応対はしますが、ものごとの本質に関わる勉強はしていません。
 ですから自治体の首長になっても、住民の中に飛び込みません。彼は権力者に祭り上げられるのは好きで、このまま首相になれるのならなるでしょう。しかし地道に住民に意見を聞いて回ることはしないし、批判されて嫌になればやめていつでもやめるでしょう。
 タレントに戻れば、前よりも箔がつき年収も増えると思っているでしょう。ですから、自分の利益になると思えば、自爆してでも「政治家」をやめるでしょう。
 その程度の男です。でもそれが好きな人が多いということです。