「『永遠の0』を検証する ただ感涙するだけでいいのか」

標記の本が出版されました。著者は秦重雄、家長知史、岩井忠熊(インタビュー)です。
秦さんと家長さんは高校の先生で、岩井さんは高名な歴史学者です。家長さんは「映画で学ぶ世界史」などの本を出されています。神戸映サの学習会にも来ていただいたことがあります。
この本は『永遠の0』の原作と映画がいかに欺瞞に満ちたものか、歴史的事実に基づいて、明らかにしてくれました。
私もこのブログと機関誌、そして今年出す「映画批評」で批判しましたがちょっとレベルが違う、本当にきちんと徹底的に、完膚なきまで、『永遠の0』を解剖していただきました。
ありがとうございます。
『永遠の0』を見たり読んだりして感動した人は、この本を是非読んでください。
出版は日本機関誌出版センター、1600円+税です。
でもやはり新聞記者、姉の恋人高山は出ていないといわれています。おかしいなあ。
追記
あの「沖縄の2紙を潰せ』発言以来、本屋の平積みから百田尚樹の本が減りました。『永遠の0』など「本屋大賞」の札をつけて大きなコーナーを占めていましたが、さすがにそれもなくなっています。