第59回自治体学校in千葉

7月22,23日と自治体学校に行ってきました。千葉市です。千葉駅から会場まで2,3km程度歩いてみました。
中心地市街地から少し出たところに、この地を納めた桓武平氏の流れを汲む千葉氏の居城であった猪鼻城がありました。鉄筋コンクリートで復元されたもので、郷土博物館になっていました。

さらに歩いて青葉の森公園芸術文化ホールが会場です。ここまでの道路は、千葉大学などがあり、メインストリートになると思うのですが、歩道もないような道路でした。帰りも別の道を通りましたが、これもバス道ですが連続した歩道がついていません。
ちょっとさみしい
一日目は岡田知弘全国自治研理事長(京都大)、渡辺治一橋大学名誉教授、中山徹大阪自治研理事長(奈良女子大)のシンポジュウムでした。

「住民参加で輝く自治体」と言う題ですが、中身は現在の政治状況であり、特に都議選をめぐる情勢分析に関心を惹かれました。一言でいって「安倍政治の不信と批判は高まっているが、その受け皿がない」情勢です。
「市民と野党の共闘」ということになるのでしょうが、自民党に変わる政治の受け皿というと、まだまだです。でも日曜日の仙台市長選挙の結果もあり、都議選の情勢は全国に広がっていると思いました。
具体的にいい報告に向かう方策は出ていません。
全国の事例を聞きたい
23日の分科会は「防災まちづくりと『減災』を考える」に参加しました。「地域防災計画」などの国が進める政策の問題点はよく分かりましたが、防災まちづくりの全国的な事例があまり報告されません。自治体の職員の参加が少なく、地方議員が多いということだと思います。街の工務店労働組合である土建労組からは、いい活動報告がありました。
私も神戸のまちづくりについて、準備をしていなかったのですが簡単に報告しました。
密集市街地などまちづくりの課題は重要だと思いますが、全国の自治体がどのような取り組みをしているのか、ちょっと分からない分科会でした。