9月の映画

『エルELLE』『幼な子われらに生まれ』『パターソン』『ハイドリヒを撃て』『チリの闘い3部作』『リヴォルト』『ワイルド・スピードICEBREAK』『パッション・フラメンコ』『新感染ファイナル・エクスプレス』『ザ・ビートルズ』『きっと、いい日が待っている』『トレインスポッテイング2』『キング・ホステージ』9月は13本です。ちょっと頑張りすぎました。10本程度にしないと、他のことに障ります。
関係ないですが走りすぎて、足が痛くなりました。
印象に残るのはまず『エルELLE』
みんな助平
エロチックサスペンスなんて紹介されていますが、イザベル・ユペールがセックスやりまくり女を平然と演じていて「こんなのができるのか」と感心しました。


映画の内容は、インターネット等を見てもらえばいいのですが、最初のレイプを平然と受けとめるところ、会社の中でのセックスなど日常的な淫乱さを散りばめた上等なピンク映画です。
イザベル・ユペールは色々な役が出来るのだと思いました。肉感的でないのが凄みを感じさせます。
後は真面目な映画でした。
『チリの闘い』

1970年チリに誕生した、アジェンデ政権の3年間のドキュメンタリー映画です。
アジェンデ大統領は、国民生活を改善させるために社会主義的な政策を打ち出しますが、それによって米国は利権を奪われていきます。CIAは、それまでの米企業の利権を取り返すために、露骨な内政干渉を続けますが、国民の支持をひっくり返すことができず、で最後はクーデターによってアジェンデ大統領を殺します。
その後、ピノチェトによる残虐な独裁政治が続けられますが、この映画はアジェンデ政権のもとで、チリ人民がどのように生活を守るために、どのように経済的に闘ったか、当時の映像で見せます。
財界はCIAと一緒になってチリ経済を混乱させる「スト」をうちます。生活物資の流通を止めたり、チリの外貨獲得の柱である銅山の採掘もやめさせようとします。一部の労働者を扇動して国民の生活を破壊するような「スト」を次々と企てますが、それをまたひっくり返す労働者の闘いがあったということが分かります。
『きっと、いい日が待っている』
これはつらい映画でした。1960年代デンマークで実際にあった児童養護施設の虐待を描いたものです。