第60回自治体学校in福岡

夏の恒例となっています自治体学校に今年も行きました。福岡で7月21〜23日ですが、最後の日はさぼって太宰府で観光しました。

1日目は「地域・暮らしに憲法を生かす」と言うテーマで1部がリレートークで、2部が真庭市長の太田昇さんと石川捷治先生(九大名誉教授)の対談でした。
太田さんは「里山資本主義」で知られた真庭市をつくった人でした。対談では産業政策は少ししか出てきませんでしたが、その自治体のあり方運営の仕方から生み出されたものなのだな、と感じました。
2日目は「くらしと福祉、教育、文化を支える地域交通」の分科会に出ました。
人口減少の中で、地方の公共交通が鉄道からバスになり、さらにバスもなくなっています。都市部でも同様の事態です。自治体の重要な政策として市民生活を支える公共交通がクローズアップされています。
この分科会でも、フランスの国内交通基本法が紹介されて、日本でも国民の交通権を明確に位置づける法律、条例が必要であると強調されていました。そして全国各地の自治体の取り組みも多く聞けました。
それはそれでよかったのですが、私自身が再任用という働き方になって、この知識をどこで生かすのかと考えると、真剣に聞けませんでした。
太宰府は暑かった
夜は博多名物の餃子を食べましたが、私には神戸の味噌だれのほうがおいしく思います。
そして23日は太宰府天満宮に行きました。暑い日で月曜日だというのに多数の観光客がいました。

よく聞くと日本語ではない言葉が飛び込んできます。中国、韓国からの観光客が多くいました。若いカップルや家族づれです。菅原道真なんて知っているのかしら、と思いますが、隣国の人々に日本の歴史や史跡に関心を持ってもらうのはいいと思います。
そして本殿のとなりに飛び梅がありました。

観世音寺戒壇院、大宰府庁跡までいきましたが、跡は原っぱでした。

100円のコミュニティバス、マイクロバス程度の小型が走っています。道路も狭いですから、これぐらいがいいですね。
メインの通りは、おそらく都市計画道路だと思います。車道が7m歩道が3m(あるいは2.5)×2の13〜12です。

しかし単に学ぶだけでは面白くなくて、得た知識をどう生かすか、それがないと続きません。来年以降ちょっと考えようと思います。