4月5日(金)標記の学習会を開催しました。大阪大学の松本健二准教授に来ていただいて、標記のタイトルで、映画『笑う故郷』に描かれたアルゼンチンの色々な事を話していただきました。
この写真の中央でメダルを下げてたっているのが主人公です。
映画は、作家である彼がノーベル文学賞を貰って、生まれ故郷であるアルゼンチンの片田舎へ帰って来て起きる、ブラックユーモアたっぷりのどたばた劇を描いています。
南米出身のノーベル文学賞をとった人は6人、そのうちの一人をモデルにしているかもです。
私が知っているのはガルシア・マルケス(コロンビア)とパブロ・ネルーダ(チリ)だけでした。
映画に出てきたアルゼンチン人しか分からないような意味深な「サイン」を色々と話してもらいましたが、旨くメモできなかったので、憶えているものを断片的に適当に書いていきます。
①モンサント社の有害な除草剤ブリフォサートの看板が出てきます。これは多くの国で使用を禁止したものですが、ここではそうではないようです。
②羊の頭の料理は、女に関する復讐を意味するそうです。
③エバ・ペロンの肖像が飾られているのは、左翼的なナショナリズム。
④アルゼンチン人の文学者はバルセロナをめざし、サッカー選手はスペインの有力チームにジュニアの時から入る。メッシは小さい頃にアルゼンチンを離れていて、ワールド選手権の時だけアルゼンチンチームに入るから、あまりうまく行かない。
この映画は4月19日20日にKAVCホールで上映します。
神戸映画サークル協議会のHPに解説や上映時間が有りますからご覧ください。