6月15日に西神ニュータウン9条の会で、「私のシネマライフ」ということで2時間ばかり話をさせてもらいました。レジュメは下記の通りです。
20歳過ぎから映画を見始めて、神戸にやってきて、映画サークルに参加して40年になります。その間に経験したことや考えたこと、映画の魅力等を話しました。
昔は、人前で話をするなんて思いもよらないことでしたが、人間を長くやっていると話したいことが出来るものです。
映画が好きな人はたくさんいても、映画サークルのように仕事ではない、映画好きの人が集まるところで長く首まで浸かっている人は、たぶん少ないと思います。
話は、主に映画サークルで経験したこと、今でも思い出す淀川長治さんや山田和夫さんのことを喋りました。聞いた人はどうか分かりませんが、私自身も久しぶりに、人生を振り返ったな、という実感を持ちました。
映画評論家の山田和夫さんなど、映画サークルにいなかったら親しく話をすることもなかったと思います。亡くなられて7年にもなりますが、時々、彼ならこの映画にどういう評価をするだろうと、今でも考えます。
「4.最近の映画から戦争を考える」が話の中心テーマですが、平和や人権を考えることを中心に、働くことも含めて色々とやってきたと思いました。
質問で「生涯の3本」を聞かれました。その場その場で多少変わりますが『幸福の黄色いハンカチ』(山田洋次)と『柳川堀割物語』(高畑勲)に大きな影響を受けたことだけは間違いありません。
※ ※ ※ ※
私のシネマライフ
1.映画を見始めた頃
働き始めて、20歳から
2.映画サークル活動に参加
「映画と私」「キネマ春秋」
1950年創立、その内40年
働くことと映画鑑賞運動
3.映画を見るだけでは物足りない
見る、語る、書く、学ぶ
・映画を見た後の飲み会
・機関誌の解説、背景
『野火』『ニュースの真相』『弁護人』『ローマ法王なる日まで』
・感想の投稿(映画サークル、ブログ、西神9条のHP「憲法と映画」)
書くことで新たな発見がある
・例会学習会
映画で描かれなかったこと、わからない映像の意味
その国の歴史、文化、その裏にあるものたち
4.最近の映画から戦争を考える
『アイ・イン・ザ・スカイ―世界一安全な戦場』
テロとの戦争
ICT、AIを活用した戦争
『ある戦争』
アフガンニスタン派兵
デンマークの安全保障政策、戦争観
(映画批評17号)