三重県の南の辺りを旅行しました。ゴーツーキャンペーンを利用しましたから格安です。
志摩半島には独身の時に行き、賢島、鳥羽には係の旅行で行きましたから、20代の時に2度です。少なくとも35年ぶりぐらいに、かの地を訪れたことになります。
でも記憶にあった鳥羽駅前の古い町並みは、面影もなくさびれていました。密かに秘宝館が残っていれば行こうと思っていましたが、ありませんし、どこにあったかもわかりませんでした。街中には広い駐車場がありました。
初日は賢島、二日目は熊野へ
24日、三宮から阪神、そして近鉄の特急に乗り継いで賢島まで行きました。木曜日とあって観光客はほとんどいません。
志摩マリンランドに行きました。ここと鳥羽水族館に行くのが、今回の旅の目的です。私は動物園、水族園、植物園が好きなのです。
ここにはマンボウがいます。回遊水槽があって、古代の海をイメージした古代館がありました。古代の魚がいるわけでもないのですが解説とイラストでもいいのです。
この日は志摩の「心湯ねぼ~や」に泊まりました。おいしい料理を食べました。
翌日はレンタカーを借りて、熊野、尾鷲まで足を延ばしました。しかし9時過ぎから午前中まではものすごい雨でした。高速道路を運転していて、先が見えないくらいの豪雨でした。
10時ぐらいに、志摩半島が一望できる横山展望台に行きましたが、この時すでに小雨が降っていましたから景色はもう一つです。
雨の中を走り続けて熊野についたのは1時過ぎでした。熊野歴史民俗資料館に入りました。ここはきちんとした案内もない小さな資料館ですが、熱心な学芸員さんがいて、熊野の詳しい歴史を教えてもらいました。
この狭い辺りに40ものお城があったのは驚きです。林業、漁場、鉱山などがあったからでしょうか。それと徳川家御三家紀州藩の領地が三重の松坂あたりまであったことも初めて知りました。
そしてここにも徐福伝説がありました。
でも熊野市は歴史資料館にあまり予算を付けていないようです。敷地も建物も狭くて古いし、きちんとした解説を書いたパネルやパンフレットなどもありません。
勉強している学芸員がいるうちに熊野の歴史をきちんとまとめてほしいと思いました。
この日は鳥羽の9つある温泉郷の一つ石鏡(いじか)のいじか荘に泊まりました。ここでもおいしい食事でした。
海の博物館と鳥羽水族園
ホテルの車で、近くにあった海の博物館に送ってもら、帰りも鳥羽駅まで送ってもらいました。とても助かりました。
市街地からかなり離れたところにあり行くのに不便です。でも十分な敷地に建物が5、6戸あり、海と共に生きる人間の生活が展示されていました。
鳥羽水族館はちょっと期待外れでした。記憶ではもっと敷地の大きな水族館でしたが、一つの建物に収まっていました。それ以上に中身がもう一つと思ったのです。
たくさんの種類と数がいて、きれいな施設ですが、魚が詰め込まれている、という印象です。比較的大きな水槽にはいろいろな種類の魚が一緒にいました。自然界ではこんなことはないでしょう。
そして何よりも解説が貧弱でした。多くの人はあまり読まないかもしれませんが、私は魚の生態が知りたいのです。
マリンランドと同じような「古代の海」というコーナーがありましたが、古代の説明がありません。古代から生き続けている魚がいるだけです。マリンランドのほうがいいです。
アシカショーも面白いしセイウチも迫力がありました。日本の川の企画もいいと思います。ですが、説明がありません。
ジュゴンが人気でそこだけ別のコーナーがつくられています。余計なことですが、私は沖縄の辺野古米軍新基地反対ですが、そこはジュゴンの大切な生息地で、絶滅の危機ならば、そのことに物申せと思うのです。
豪華な食事
今回は海の幸を満喫しました。特別料理を頼まず基本のものでしたが、よかったです。朝食にも結構いいものが出てきました。
ねぼ~やの夕食と朝食
いじか荘の夕食と朝食
伊勢海老の刺身と焼き、アワビの刺身と蒸が出てきました。
ホテルの眼下に伊勢湾の入り口が見えます。向こう側の島影は渥美半島と伊良湖岬です。