空爆の年表

「神戸空襲と神戸港の写真展」に掲示しています。

空爆に関する年表
年  代   出    来    事
1903   ライト兄弟が動力付き有人飛行機の実験に成功
    (これまでは気球、飛行船などを戦争に利用していた)
1911   イタリア・トルコ戦争でイタリア軍リビアに史上初の空爆、手榴弾投下
    (ヨーロッパ列強は、植民地の抵抗運動に対し、飛行機と空爆で現地住民を威嚇し攻撃した)
1914~18   第1次世界大戦
    ・偵察、攻撃、爆撃という役割が分科した飛行機を製造  
    ・日本軍が青島のドイツ軍を空爆  
    ・イギリスが独立した空軍を設立  
1921   ジュリオ・ドゥーエ(イタリア)が無差別空爆を説いた『制空』を発刊
1923   国際戦時法としてハーグ空戦規則案を作成し無差別爆撃を禁止した。
    ・国際会議は開かれず草案で終わったが、各国の軍規に反映された。しかしそれは守られることはなかった。
1937   ドイツ軍がスペインのゲルニカ空爆
1938~43   日本軍が中国の臨時首都、重慶を継続的に爆撃  
1939~45   第2次世界大戦
    ・ドイツ軍、イギリス軍等が相互に相手の都市に無差別爆撃
1941   日本軍がマレー半島上陸、真珠湾攻撃。米国も参戦した世界大戦へ
1942   ドーリットル爆撃(米軍による初めての日本本土空爆
    マンハッタン計画(原爆開発、20億ドル)開始  
1944   「超・空の要塞」B29完成(開発費30億ドル)
    米軍がマリアナ諸島を占領し、日本本土に空爆が本格化
1945   カーチス・ルメイが日本本土空爆の司令官に着任  
    連合軍がドレスデン空爆    
    広島、長崎に原爆投下  
第2次世界大戦後、3次の世界大戦は抑制され原水爆兵器は使用されていません。しかし東西冷戦構造のもとでも冷戦が崩壊しても、地球から戦火は絶えることはありません。
その中で比較的大きな戦争を列挙しておきます。      
1948~   第1次中東戦争、その後2次3次4次と戦争が起きた。現在もイスラエルパレスチナを軍事占領している
1950~53   朝鮮戦争
1955~75   ベトナム戦争
1978~1989   アフガニスタン紛争
1991   湾岸戦争
1991~99   ユーゴスラビア紛争
2001~   アフガニスタン戦争
2003~   イラク戦争
2011~   シリア内戦
空爆兵器は「進歩」しミサイル、無人戦闘機等のように兵士は「標的」をディスプレイ画面で見るだけになっています。効率的に人間を殺傷し都市を破壊する爆弾も開発されています。
2017   国連、核兵器禁止条約を採択(2021年発効)