高野、熊野古道の旅、その2

二日目は熊野古道を歩きました。

28日は朝早く起きて、龍神温泉から熊野本宮大社へと車を走らせます。くねくねした山の中の道路を1時間ほど走って、中辺路と呼ばれる古道とほぼ平行に走っている国道311号へ出ます。今度はそれを通って熊野本宮大社まで行きました。

この間、ほとんど景色の変わらない山の中です。

本宮大社をお参りしてから、バスに乗り、15~20分程度で発心門王子に着きました。そこから中辺路の古道を約3時間程度歩きました。

この神社は熊野三山の一つで、スサノオノミコトを主神としています。詳しいことは調べてください。

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紀伊半島の図

紀伊山地の奥深くあって、修験者の修業の場だったようです。まったく知らなかったのですが、この神社はもともと熊野川の中州にありました。明治になって洪水で流されたそうで、それを現在の位置にあげたそうです。

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こんな感じです。今は、そこには大鳥居が立っています。写真の右手に見えるのが熊野川の堤防です。新しいです。

これは、この写真のすぐ下流でなくなっています。ですから大雨で川が増水すると、堤内地に水が入ってきます。川の反対側はすぐ山です。

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山の上から、熊野川のほとりに立つ鳥居を見たところ

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現在の神社の入り口にある鳥居

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本殿

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発心門王子の案内図

○○王子と言って、古道沿いに神社があります。百以上あるそうです。

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帰り道によった瀧尻王子

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杉木立の間を1~2間の山道です。急なところは石が敷いてありますし、杉の根が飛び出しています。

周りの風景も、山村と段々畑でそんなにいいものはありません。ところどころに地蔵もありました。

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この日は、本宮大社近くの川湯温泉、富士屋に泊まりました。夕食と朝食です。

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3日目は、田辺市の市街地に出て、白浜温泉の隣にある南方熊楠記念館によりました。

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熊楠像

ここは半島の最先端にあって見晴らしはよかったです。あまり時間もなく、熊楠の偉大さを味わうことはできませんでした。



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和歌山市のほうを見た写真。

かえりは阪和道路からりんくうタウン湾岸線で3時間程度で帰ってきました。高速道路は早いし、湾岸線の高架は高いところを走っています。空を飛ぶような感じです。

大阪湾は、神戸から関西空港まで工場地帯で埋められていることを実感しました。