2021年3月のあれこれ

 3月の後半は忙しくなっていました。映画サークルの5月例会「はちどり」の担当ですから、3月末に第1稿、4月に出稿するために、文献を読み機関誌の原稿を書いていました。でもテーマがはっきりせずにグズグズしていて、それに月末には西神ニュータウン9条の会HPの投稿もあって、二つ並行して書いていました。

加えて年度末ということもあって予想以上に仕事が混んできて、心身ともに忙しいモードになってしまって、ちょっとばたばたです。にもかかわらず長浜、彦根の旅に出ました。

 そのために、3月に見た映画と本をブログに書き込みができなくなっていました。それ以外のあれこれも書けませんでした。映画と本は遅れながらもそれぞれ書きます。もう少しでできます。

それ以外をまとめて書くことにしました。なるべくコンパクトに紹介します。

312日はJR企画「牡蠣三昧」で日生、伊部。14日は神戸地図研究会「地形図・鳥観図・空中写真で見る中央区周辺」そして「米朝一門会」でその後にてふてふで懇親会(兼私の誕生日会)でした。32627日と長浜と彦根に行きました。

牡蛎三昧

 JR企画は毎年、利用しています。牡蛎を食べに行くのが多いです。去年は赤穂でしたから、今年は日生に行くことにしました。神戸からJRに乗って、姫路と赤穂で乗り換えて岡山県備前市日生町に来ました。料理旅館美晴です。

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JR日生駅、田舎の駅です

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駅から見たみなとの見える丘公園(正面の山)山裾のマンションの隣が「美晴」です。

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鹿久居島に渡る斜張橋です

 オール牡蛎料理に加えて、焼き牡蠣食べ放題ですがそんなには食べられません。料理全体で牡蛎3040個ぐらいたべたかな。今年の牡蠣は大きくて美味しかったです。

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焼き牡蠣食べ放題ですが

 それから備前焼の故郷、伊部まで足を延ばし、街をぶらりと歩いて喫茶店にコーヒーを飲み、駅前の備前焼ミュージアムを覗きました。

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茅葺屋根の工房

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街中を流れる不老川

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ミュージアムの入り口の大甕

 JRですからお酒も飲めたしのんびりできました。でも人通りは少なかったです。

神戸地図研究会「地形図・鳥観図・空中写真で見る中央区周辺」

 14日、短時間ですがまちづくり会館の地下ギャラリーに行きました。辻信一さんのグループが神戸の旧市街地の地図を再生していました。パソコンで用途地域を着色して見事に仕上がっています。鳥瞰図も芸術レベルです。

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1868年

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1886年

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1935

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現代

米朝一門会

それから、神戸文化ホールへ向かいます。去年はコロナで流れて残念でしたが、今年は友人をさそって総勢7人で行きました。いつもの中ホールではなく大ホールで、大きな空間を取っての落語会です。

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出演は慶治朗「みかん屋」鯛蔵「動物園」宗助(八十八)「釜猫」南光「寝床」ざこば「鉄砲勇助」、米團治「親子茶屋」でした。

初めて桂宗助さんを聞きました。米朝師匠の最後の直弟子で、なかなかの実力者です。「釜猫」も初めて聞きました。

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今年「八十八」を襲名するそうです。八十八は米朝師匠の俳号で、小沢昭一永六輔小三治などでつくる東京やなぎ句会に行っていました。

ざこばさんは病気の後遺症があるようで、短めの話でした。その分、南光、米團治がたっぷりと聞かせてくれました。

喜楽館と比べるとちょっと値段は高いですが、いい企画です。上方四天王の系列である笑福亭一門会や春団治一門会、文枝一門そしてちょっと少ないが林家一門、春団治系の分家のである露の系も見てみたいですね。

長浜、彦根の旅

 326日、いつものように自宅から神戸西IC、山陽自動車(木見支線)三木JCT、山陽自動車道、神戸JCT、新名神高速道路、高槻JCT、名神高速道路、米原JCT、北陸自動車、小谷城ICまで、約3時間のドライブです。やはり京都周辺では混んでいましたが、ほぼ順調でした。

 道中はCDで枝雀(宿替え、こぶ弁慶)南光(恨み酒、皿屋敷吉朝(地獄八景、住吉駕篭、かぜうどん)の落語を楽しみました。

 ここに来て知りましたが浅井(あざい)小谷(おだに)と読むのだったのです。昼食をとってから「浅井歴史民俗資料館」「小谷城戦国資料館」「湖北野鳥センター」「長浜城歴史博物館」をみて、夕方の長浜市街地を歩きます。

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浅井3姉妹

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前の小山が虎御前山、織田勢の陣地が置かれた

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野鳥センター

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この辺りの動物

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大鷲も飛来するそうです

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長浜城博物館

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遠くに伊吹山が見えます

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駅前の大手門商店街

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金曜日の午後5時前ですが人通りがない

 そして宿舎の双葉荘にはいりました。

 長浜で一番良かったのは野鳥センターです。望遠鏡を5~6台置いていて、琵琶湖にいる水鳥を見ることができました。

 翌日は、彦根城とその周辺、亥宮楽々園、彦根城博物館足軽屋敷跡を見て歩きました。彦根城とその庭園であるは見ごたえがありました。また足軽屋敷跡は最下級兵なのに大きな敷地なのに驚きました。 

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彦根城

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鐘の丸から天秤櫓にわたる橋

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天秤櫓

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天守

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西の丸

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見事な石垣です

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楽々園の入り口

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楽々園の建物

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亥宮園の建物(ここで抹茶を飲んだ)と彦根城

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彦根城博物館

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復元図

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井伊の赤備え

 

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能舞台

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内堀沿いの桜

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足軽屋敷、奥行きもあります

 長浜、彦根を旅して、小谷城が全国屈指の山城であることと、浅井一族は長政の時代よりもその娘、3人姉妹(淀、初、江)が戦国の歴史に大きな影響を与えたことが分かりました。翌日の彦根の歴史博物館も含めてみて、湖北の辺りの中心的な地域が小谷(浅井)長浜(羽柴)彦根(井伊)と移っていったことがよくわかります。石田三成佐和山城も含めて、戦国時代や江戸時代の時の支配者はこのあたりの重要性を認識していました。

 井伊直弼江戸幕府、最後の大老になったのも地政学的な湖北の重要性を表しているように思いました。

 泊まった双葉荘に飾ってあった絵です。そして料理。

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宿屋にあった絵

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