9月30日10月1日、美作の旅

 夏期休暇の最後の1日でどこに行くか、悩んだ末に湯原温泉と美作周辺に行きました。行きは、あまり有料道路を使わずに、第2神明から姫路BP、太子龍野BP、姫路西BP、因幡街道を走って中国自動車道、無料の鳥取自動車道を北上して鳥取市用瀬町、そこから西に向かって真庭市蒜山高原湯原温泉で一泊、それから中国勝山)、そして津山市を回って帰ってきました。 

 全国的に101日に緊急事態宣言(岡山はまん延防止等重点措置)が解除されたので、津山郷土博物館と津山城に上ることができました。

 930湯原温泉のホテルでは「お酒は出せません」と言われて、仕方がないので、食事の後で近くの酒屋でビールとお酒を買ってきました。なんか変です。

 簡単に旅の様子を書いていきます。

鳥取市用瀬町蒜山湯原温泉

 「もちがせ」と読みます。2004年に併合されて鳥取市765㎢という巨大な市になりました。神戸に明石、三木をあわせたぐらいの広さです。

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流しびなの館

蒜山に向かうために国道482号に入ったところで、ちょっと変わった建物が見えたので寄ってみました。流しびなの館です。

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流しびな

 このような各地の雛人形、流し雛が多数飾ってありました。
 地道をどんどん走って、人形峠を越えて蒜山高原に入りました。昼食をとってから、蒜山郷土博物館を見学しました。

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四ツ塚古墳群

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 蒜山石器時代は大きな湖、古蒜山原湖だと、初めて知りました。そして大和朝廷の前の古墳時代に地方国家があって、古墳がたくさん残っています。

 宿泊は湯原温泉です。ここのシンボルはハンザキ(オオサンショウウオ)です。

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オオサンショウウオ保護センター

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はんざき祭りの神輿

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湯原温泉の露天風呂、砂湯

温泉街の前の旭川があり、その河原に露天風呂がありますが、この日は閉まっていました。

 そして温泉のすぐ上にあるのが湯原ダムです。

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湯原ダム

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湯原湖

 このダムができるまで、湯原温泉は何度も水害に見舞われていました。それでも続いてきたのは良質で豊富な湯量のためだそうです。

 そこそこのホテルに泊まったのですが、客は10組もいませんでした。

神庭の滝、中国勝山、津山へ

 翌日は、まず神庭の滝に行きました。中国山地の大きな滝です。高さ110m幅20mで、滝100選に選ばれています。入場料300円でした。

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神庭の滝

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途中の道にいたカラス蛇?

 旭川に沿って下り、真庭市の中心地勝山地区の街歩きを楽しみました。ここは出雲街道の宿場町で、高瀬舟で岡山に下る旭川の船着き場です。昔は栄えたことでしょう。

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街中を流れる水路、鯉が泳いでいます

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街並み

 ここの酒蔵、辻本店の純米酒「御前酒1859」を買いました。酒米は「雄町」で、独特の味でした。勝山郷土資料館、武家屋敷館、ひのき草木染織工房等をまわりました。

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古本コーナー

 ひのき草木染織工房の一角に古本をおいていました。そこに並べられている本が、私の趣味とぴったり一致して、読みたいと思うようなものばかりでした。例えば結城昌治星新一山田風太郎等です。思わず写真を撮りました。

津山郷土博物館、津山城

 10月1日から津山市の公共施設は再開しました。色々見たいと思いましたが時間がないので、二つだけにしました。

 吉井川と宮川が合流するところに津山城があり、その隣に津山郷土博物館があります。

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美作の古地図

津山市内で発見された、パレオパラドキシアの骨が展示されていました。新第3紀中新世の哺乳類です。

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津山城の復元模型

 その後で、津山城に上りました。明治維新後に廃城となりましたが、少しづつ調査、保存しているようです。

 大きな石垣は残っていたようで、建物はなく、この備中櫓だけが再建されていました。

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備中櫓