9月11日に2022年の稲刈りが無事終了しました。
大げさな言い方をしましたが、この前まで台風の影響もあり、雨が降り続いて、いつ稲刈りができるのか悩んでいました。
私の子どものころは手で刈って、田んぼに建てた「ウマ」という、竹でつくった稲穂干しに掛け、数週間干して脱穀、収納という過程でした。すべて人力です。
田植えの時期を同様に、親戚にも手伝ってもらって、我が家はちょっとしたお祭りでした。その分、母親は大変であったと後日思いました。
多少の雨でも人間は稼働します。
私の実家は父母が死に、田んぼも手放したのでスッキリしていますが、嫁の実家は父母は死にましたが、田んぼはまだあります。そこの手伝いが恒例となっています。
今ではほとんど機械ですが、雨が降り続くと稲を刈れません。コンバインは田に水があるとうまく走れないし、稲に水気を含んでいても、うまく刈れません。
うちのコンバインが古いためかもしれませんが、機械は便利で楽ですが、まだまだ不便です。
10日土曜の午後から雨がやんでいたので、日曜日に決行です。
全て機械がやってくれると楽ですが、うちの家はそこまで行きません。コンバインで刈って籾を袋詰めまでしてくれますが、それを軽トラに積み替え、家の乾燥機まで運び込まなくてはなりません。
乾燥機は道路に面していないので、下の運搬機に積み替えて、細い路地を通っていきました。なかなかの重労働です。
一袋20~30㎏ぐらいかなと思います。
田んぼは二面あって、一つは義兄が台風の合間を縫って、一人で刈って運んでいました。
こちらを3人で刈りました。みんな結構な年になっていますから、いつまでできるのか、先が思いやられます。
昔は台風が過ぎれば青空なると、思っていましたが、近年の異常気象は全く分かりません。変な時期に雨が続きます。来年以降も悩むのかと思います。
稲刈りを終えて、神戸に帰ってくると、途端に暑い日が続くようです。
来月の川柳教室の兼題は「実り」です。この稲刈りの間、いろいろと考えていました。2句作りました。
好々爺ヤンマを追って稲を刈る
稲刈りに追われた蛙トビが食い
ほかにも柿の実とか、栗の実とかひねりましたが形になりません。そういえば、トンボはオニヤンマを見ただけで、昨年たくさんいたアキアカネ等の赤とんぼがほとんど見かけません。これも異常気象かな。