映画「弁護士布施辰治」実行委員会

 2月5日にまとめの会議をしました。1月22日から28日まで計9回の上映で493人の参加で現実的には大成功でした。そのうち約半分が前売り券で、組織力というよりも、「大」が付く成功は映画の力あったという結果です。
 しかし約1000枚の配券というのは既成の「陣地」であり、参加率25%は現状の力です。大きな運動をするのであれば、もっと大きなキャパを用意して取り組む必要があります。
 現在の社会情勢を見たときには、現状に甘んじるのではなく、めざすべき目標はもう少し高くするべきです。確かに今回の運動は、その映画の性格から言えば国民救援会や自由法曹団であるべきなのが、それらは忙しすぎて、OBの皆さんが中心になっています。だからこれ以上はがんばれない、というのではなく、婦人運動や労働運動は力が発揮できていないのですから、直近の目標だけではなく、長期的にすべての国民的市民的運動団体、民主団体が動く仕掛けを作ることが大事ではないかと思います。
 今は、そういう団体も市場原理におかされて、時間とお金を使う価値観をマスコミや既存の情報に頼っている感じです。そこ打ち破るにはどうすればいいかということです。