2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

市民映画劇場5月例会『カティンの森』

すごい映画でした。アンジェイ・ワイダ監督の執念を感じました。そして祖国ポーランドに対する深い愛情、それに対する責任、映画監督としての仕事、それらが結実した映画だといっていいと思います。 ワイダ監督自身が言っているように「カティンの森」事件は…

雑感[5.19]

最低男の面目躍如だな、と思う。誰のことかといえば橋下徹大阪府知事。国旗国歌に起立することを条例にして、これに従わない公務員は職務命令違反として処分する。「これが民主主義」だという。やはり石原に次ぐ「人気男」らしい。 これに対してどんな意見が…

「ジブリの森へ 高畑勲・、宮崎駿を読む」米村みゆき編 森話社、「超マクロ展望 世界経済の真実」水野和夫・萱野稔人 集英社新書、「死亡推定時刻」朔立木 光文社

ちょっと前のものも含めて面白かった本を紹介しておきます。分野はばらばらですね。でもそれぞれに面白い。 「ジブリの森へ 高畑勲・、宮崎駿を読む」 これはジブリ作品を、大学や高専で文学を教えている教員が「自分たちが教壇に立ち、講義したい内容を」盛…

「記憶せよ、抗議せよ、そして生き延びよ」小森陽一対談集 シネ・フロント社

対談相手がすごい。井上ひさし、黒木和雄、渡辺えり、ジャン・ユンカーマン、井筒和幸、高畑勲、班忠義、山田洋次といったメンバーだ。そういう人と話をして色々と聞きだせるというのが小森陽一さんだ。シネフロント社のいい企画だ。 本のタイトルは、井上ひ…

雑感[5.13]

今週は連休が明けた週で、色々と予定が詰まって忙しかった。 9日月曜日はグランド抽選に参加するために午前中休暇をとった。6月7月と仕事が終わったあとで、職場でソフトボール大会をする。そのために先月に続いて抽選会に参加した。朝からたくさんの人が集…

5月3日神戸新聞

この日の新聞は中身が濃かった。改めて日本国憲法は立派だと思う。憲法と向き合うときに、ジャーナリズムも権力に追従する姿勢を恥ずかしく思い、その精神を取り戻すのではないか。 社説「大震災と憲法『被災者のためにもっと生かそう』」 これは久々に「神…

「キッズ・オールライト」「ロビン・フッド」「バーレスク」

5月3日『キッズ・オールライト』5月4日『ロビン・フッド』『バーレスク』いやあどれもみんないい映画でした。 『キッズ・オールライト』(監督リサ・チェロデンコ)は女性の同性愛カップルが、それぞれが同じ男の精子を精子バンクから得て、子ども(男と女)…

「憲法の心で時代を読む」森英樹

5月3日憲法記念日の集会に行ってきました。 神戸では、いつも兵庫県憲法会議と自治労兵庫県本部の2つの集会がもたれます。いわゆる共産党系と(旧社会党)新社会党系ですね。弱小となった護憲政党がいまだに分裂して集会を持っています。ですが最近はエール…

映画界の情勢と映画サークル

2つの文章を書いたので、ちょっと長いですが、ここに載せます。一本は映画サークルの機関誌5月号にに掲載されました。 その1 豊かな言葉で思いを伝えよう 映画界全体が危機的な状況 日本社会は、すでに人口減少社会に踏み込んでいる。すべての社会的な事象…

シネフロントベストテン投票

4月末付けで以下のような投稿をしました。 2010年度ベストテン 【邦画】 ①こまどり姉妹がやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ!②春との旅③必死剣鳥刺し④弁護士布施辰治⑤悪人 【洋画】 ①インビクタス/負けざる者たち②ずっとあなたを愛してる③フローズン・リバー④ミレ…

「アメージング・グレイス」「ダンシング・チャップリン」

4月30日に『アメージング・グレイス』(監督:マイケル・アプテッド)を見る。 これはよかった。ほとんど知らなかったが、奴隷貿易を違法とする法律を19世紀のイギリス国会で作った男がいた。彼の名はウィリアム・ウィルバフォース、豪商の息子だ。 その頃、…

メーデー

5月1日は「労働者の祭典」といわれるメーデーだ。その昔、1886年アメリカで1日の労働時間8時間制を求めて統一ストライキでたたかったことが起源になっている。 日本では1920年に労働団体によって開催された。1990年から連合と全労連と労働組合が分裂し、メー…

2011年度映画サークル総会

4月30日午後から、総会を開催、20名を超えるみなさんに集まっていただき、今年度の活動について話し合っていただいた。演劇鑑賞会が70名を集めたのに比べると、少ないですが、直接に参加を呼びかけて例年よりも多い参加となった。 昨年は市民映画劇場への参…