メーデー


 5月1日は「労働者の祭典」といわれるメーデーだ。その昔、1886年アメリカで1日の労働時間8時間制を求めて統一ストライキでたたかったことが起源になっている。
 日本では1920年労働団体によって開催された。1990年から連合と全労連労働組合が分裂し、メーデーも分かれている。労働者の力の源は、団結だと思うから、何とかならないものか。
 私は所属労働組合の関係から連合メーデーに参加している。神戸では幸いなことに5月1日という、メーデーという呼び名に相応しい日での開催が続いている。しかも湊川公園から大倉山公園までデモ行進した。兵庫県は連合も全労連も5月1日だし、多少方針は違っても一緒にすればいいのに。メーデーの日は違いを強調したスローガンはお互いに自粛すると言うルールぐらい作れないようでは、厳しい労働者の生活を解決する運動はできない。労働運動の未来はまだ暗い。  
 連合の中央メーデーは4月29日の開催で「被災地復興に向けたメーデーと位置づけ、デモ行進などは行わず、会場の周辺で東北や北関東の野菜販売」を行ったそうだ。被災地支援はいいが、やはり労働者の課題を避けるのでは「自民党に歓迎されて結成した連合か」と思ってしまう。それでもエネルギー政策の転換を訴えたのはよかった。
 兵庫県では原発問題は避けたようだ。