2011-01-01から1年間の記事一覧

『大逆事件から100年』兵庫県のつどい

12月25日勤労会館でありました。狭い部屋にほぼ一杯、40人近い人々が集まっていました。「若い」という人はほとんどいなくて、もしかして私が最少年かもと思いましたが、きっとそんなことはないと思います。 私が参加しようと思った動機は、友人に誘われたこ…

『孔子の教え』『聯合艦隊司令長官山本五十六』『クリスマスのその夜に』

年末に立て続けに映画を見ました。一つずつ簡単な感想を書いていきます。 『孔子の教え』 主人公のチョウ・ユンファがかっこいいですね。 「義を見てせざるは勇なきなり」というのも孔子の教えとは知りませんでした。熱い人だったのです。しかし人は教育によ…

大望年会

23日は映画サークル大望年パーティでした。参加者は40人と近来にない盛会となりました。 料理もたっぷりお酒もたっぷりで、しかもおいしい。これで参加費2000円は安い。てふてふさんありがとう。 ちょっとしたアクシデントもありましたが、非常にいいパーテ…

12月例会『木洩れ日の家で』

12月16,17日。今年最高の参加者でした。850名、その半分がシニアというということで、その方々のおかげで財政が少し好転しました。ありがとうございました。 ところで、この映画は神戸での上映は3回目になります。今年の初めにシネリーブルで、2度目は11月に…

『家族の庭』

宣伝のコピーとかポスター等のイメージ、あるいは邦題、公式HPとは違います。とても辛らつで、心をえぐるような映画でした。それは決して悪いという意味ではなく、人の心の内を見せているという映画です。 ラジオで言っていました。気持ちはこうだけれど、…

演劇鑑賞会12月例会『フレディ』

12月12日、今年一番安心してみていられる芝居でした。そんなに社会的でもなく、腹を抱えて笑うのでもなく、鋭い人間観察があるでもなく、しかも「天才クラウン」という主人公の設定がありながら、その芸を見せるでもなく、ミステリー仕立てでありながら、そ…

大都市都市計画関係支部連絡会in郡山

12月9,10日と自治労連系の自治研交流会です。今回は福島県郡山市です。事務局都市は京都でしたが、東日本大震災と原発事故の現地を知るために、ここで行いました。 色々話を聞き、現地も見ました。 郡山駅前 市役所 会議です。 郡山市の隣、須賀川市藤沼公園…

『1911』

10日『1911』を見ました。辛亥革命の映画です。ジャッキー・チェン主演で娯楽的要素よりもかなりまじめな歴史映画を意図して作れたようです。 歴史は「現代との対話」といわれますが、辛亥革命100年の今年は、どういう対話をしたのでしょうか。中華民国から…

ルミナリエ

12月6日にルミナリエを見に行きました。やはりこれを見ると震災を思い出します。鎮魂の象徴です。

12月例会学習会「ワルシャワ世界遺産を訪ねて」

12月例会『木洩れ日の家で』がワルシャワ郊外の古い木造の「家」を舞台にしていること、そしてその「家」が、この映画のキーワードとなること。今回の学習会は、それに係わるかな。でもそれとはちょっと外れるかも知れなけれど、世界遺産となっている復元さ…

社説の「TPP参加」

11月12日、野田総理が、その前日にTPPに参加するという態度表明したことについて、すべての全国紙がその評価を社説に載せた。若干のニュアンスの違いはあるものの、すべての全国紙が「よかった」という。しかし[神戸]は対照的に疑問を呈している。おそらく…

3月連続700名を越える

18日19日と11月例会『クレアモントホテル』でした。参加者が9月から連続して700名を超えています。三月ともまったく趣の違う映画ですが、映画サークルに勢いが付いているのでしょうか。とてもいい傾向です。 その背景には基本会員が1000人を超えたことがあり…

仙台、石巻、女川、南三陸、気仙沼、陸前高田、大船渡

11月9日の夜から東北に行きました。夜行バスで仙台まで。そこからレンタカーで太平洋岸を走れるだけ走って、大船渡まで行きました。そこにいたるまで、海辺の低地はすべてなくなっていました。狭いところは狭いなりに、広いところははるか山の麓まで、すべて…

朝日新聞は財界の犬になった(11月8日社説)

朝日新聞の正体 新聞社の方針と紙面、記事は必ずしも一致しない。しかし社説は新聞の方針を書くものと理解している。ということであるなら、11月8日朝日新聞社説「どうするTPP 交渉参加で日本を前へ」はTPPの問題で日本全体の世論が反対「慎重」論に傾き…

1月例会『わたしを離さないで』プロジェクト

11月4日1月プロジェクトで試写をした。これは大変な映画だ。私にとってイヤな映画だった。決して駄目な映画でもつまらない映画でもない。嫌いでもない。人間の残酷さを突きつけるようで見ていて辛いのだ。これを会員のみなさんに見ていただくにはどうしたら…

11月例会学習会「英国人の家族観」

11月1日に映画『クレアモントホテル』の例会学習会を行った。英国人のリル・ウィルス(カウンセラー)さんと廣野史子(関西ウェールズ協会)さんに来ていただいて、英国のことを色々聞いた。、後の居酒屋での話も含めて、とても面白い話で、英国という国柄が…

フェスの報告

フェスティバルで報告したレジュメです。 ※※※※※※ 映画鑑賞運動の社会的地域的役割を考える 【神戸】 0.はじめに 「日本映画の民主的変革」/「われらの映画」を製作し上映、鑑賞。映画環境の改善。見たい映画を見る。/「良い映画は良い観客を作り、良い観…

『海霧』

24日に神戸演劇鑑賞会10月例会で見ました。前回と打って変わって芝居らしい芝居です。いかにも民藝らしい、明治大正を生き抜いた女の人生です。樫山文枝さんが20代から70代までを演じます。 しかし、私はこの主人公が好きになれないのです。時代の制約の中で…

『ゴーストライター』

20日に見ました。面白かったですね。 なんと言っても英国の(元)首相をCIAのエージェントだというのですから、これがジョークになるところがすごい。英国政界は健全なのか、と思います。 これが日本だとジョークにはなりません。真正面から権力批判をし…

『キャピタリズム』『人間の復興か資本の論理か〜3.11後の日本〜』そして全国映連フェスティバル

10月21日22日23日と標記の催しがありました。私はその主催者側でありましたので、終わって、何はともあれ一息ついています。 『キャピタリズム』は文字通り、アメリカ合衆国の資本主義の正体に迫る映画でした。そして石川先生の『人間の復興か・・・』はそれと…

自治体学校、それから映画

15日に「「地域主権改革一括法」制定!地方自治と住民の暮らしはどうなる?」という、兵庫県自治体学校がありました。基調講演「地域主権改革と住民のくらし」という龍谷大学の本多滝夫先生の話を聞きました。 地方自治は権限と財源をセット 話はナショナル・ミニマム…

映画サークル交流会議【10月8日】

写真ではちょっと暗そうですが 三連休の初日ですが、映画サークルの今後の命運を賭けた「交流会議」を行いました。結果は、大成功とは行かなくても、まだまだやれるという感じを持ちました。お集まりを戴いた皆さん、ありがとうございました。 当初の目標であ…

10月例会学習会「リーマン・ショックとアメリカ」平野喜一郎

9月28日に10月例会『キャピタリズム』の学習会を行いました。マルクス経済学の立場で,日本や世界の動きを研究されてきた平野先生から標記のタイトルでお話をお願いしました。 アメリカ経済のリーマン・ショックの①前史として1929年の世界大恐慌の頃、そして直…

『八日目の蝉』『ヤコブへの手紙』『いのちの子供』

『幕末太陽伝』と『劍岳 点の記』 久しぶりにDVDを借りて『幕末太陽伝』(1957)と『劍岳 点の記』(2009)を見ました。どちらもいい映画だと思いますが、DVDではその魅力は伝わってきません。『劍岳 点の記』は実話に基づく測量の地味な話ですが、最大の…

「柔かな頬」桐野夏生、「巡査の休日」佐々木譲

映画関係の本で一杯 今日23日、映画サークルの大先輩Mさんのお宅に伺って、本を預かってきました。映画関係の本、3〜400冊はあるでしょう。これだけで一つの文庫が出来ます。すごい数ですし、ざっと見ただけでもいい本だとわかります。一流の映画評論家と言…

野田首相「所信表明」と中井久夫「清陰星雨」

9月13日に野田佳彦首相の所信表明演説があり18日に中井先生のコラム(神戸新聞)がありました。それで確信を持ったので書きますが、野田首相は最低の首相を更新するかもしれない、と思います。 野田首相は「忘れてはならないものがあります」というフレーズを繰…

『ライフ いのちをつなぐ物語』『人生、ここにあり』『未来を生きる君たちへ』

9月はよく映画を見ました。とりあえず前半に見たものを書きます。どれも特徴があるいい映画でした。 9日は『ライフ』です。小さい頃から動物のドキュメンタリーが大好きでした。『野生の王国』など毎週見ていました。アフリカの公園を管理する仕事にあこがれ…

「シチリア!シチリア!」

市民映画劇場9月例会『シチリア!シチリア!』16日17日で久しぶりに参加者が700人を超えました。会員のみなさんのご協力に感謝します。500人前後が続いていた状況から、ここまで持ち直すことが出来ました。本当にありがとうございます。 しかしこれで満足する…

9月例会「シチリア!シチリア!」学習会

イタリア映画、それもシチリアを舞台にしているから、講師は竹山博英先生です。先生には本当にお忙しい中、京都から来ていただきました。心からお礼申し上げます。 マフィアの生まれたところですが、何故マフィアが生まれたのか、その歴史的な背景があります…

「クレアモントホテル」の試写会

9月6日、11月例会「クレアモントホテル」の試写会を行いました。参加者は少なかったですが、事前に映画を見て意見交換をすることは非常に大事だと思いますので、時間の許す限り参加します。 映画はまったくよいほど事件はありません。田舎からロンドンに出てき…