『1911』

 10日『1911』を見ました。辛亥革命の映画です。ジャッキー・チェン主演で娯楽的要素よりもかなりまじめな歴史映画を意図して作れたようです。




 歴史は「現代との対話」といわれますが、辛亥革命100年の今年は、どういう対話をしたのでしょうか。中華民国から中国人民共和国につくりかえた人々は、その勝利に酔ってこの映画を見ているのでしょうか。
この映画の主役は孫文であり、その盟友である黄興(ジャッキー・チェン)でしょうが、私は袁世凱と彼に追い詰められて、溥儀の退位を決意する皇后・隆裕に非常に惹かれます。
 彼らは非常に身勝手な権力者ですが、それが人間的な要望に駆られる魅力を出しています。