西神ニュータウン9条の会HP2022年5月号

 標記のHPには7編のエッセイが載っています。

西神9条の会 (www.ne.jp)

 最初に読んだのは「藤山寛美33回忌に寄せて」です。彼が60才で亡くなってもう33年になるのかと思いました。まさに天才的な役者だと思います。これを書かれた山口さん はテレビの仕事で藤山寛美をごく近くで見ておられたそうです。

 その次はいつものようにパリ通信です。今回はフランスで元恋人であるチリ人に殺された日本人女性の裁判のことでした。遺体が見つかっていないようで、しかも事件の現場がフランスで、容疑者はチリへ帰国していた、日仏チリにまたがって、6人の通訳がつくというややこしい裁判です。

 懲役28年という判決が下されていますが、被告が控訴して裁判は続くそうです。

 事件の全容もわからないので、ちょっと言いようがありませんが、国によって司法制度も違うようです。映画で裁判シーンを見ていると日本のテレビドラマと違うと思うことがよくあります。

 3つ目には「朝鮮で終戦を迎えて・・・」という終戦前後の生活が綴られています。命からがら日本に帰ってこられた様子がよくわかります。でも父母子ども9人の11人が無事なんてよかった、と思いました。

 その他に、西元さんがウクライナのことを書かれているのですが、私にはわかりずらかったです。

 私は「憲法と映画」で『英雄の証明』を紹介しました。イラン映画で、イラン社会もICTが社会全体をカバーしてSNSがマスメディアのように世論に大きな影響を与えているようです。

洞爺湖マラソン(2022.5.15)に参加しました。

 北海道、洞爺湖湖畔を走るハーフマラソンに出ました。

 無事完走し、タイムも2時間1分47秒(60歳代118/212、男671/981)と今シーズンで一番です。惜しくも2時間を切れませんでしたが、記録的には十分満足です。

 洞爺湖湖畔の平坦なコース、湖岸に吹く風、晴れてはいるが15度前後の気温と絶好のマラソン日和であったことが、好記録の要因です。

 しかし、走った実感としてはまだまだ物足りません。1㎞毎のラップを見ると15㎞までは5分40~50秒で走れたのですが、それ以後、ピッチを上げようとしても全くダメで逆に遅くなりました。

 映画『ロッキー』のテーマソングを頭の中で響かせて足を上げようとしましたが、5分50秒~6分となっていました。コロナ前の調子のいい時のようにラストスパートは全くできませんでした。

いい旅では記録は出せない

 今回は12日に神戸を出て、大沼公園、函館湯の川温泉洞爺湖温泉と泊まってからのレースです。それまでホテルでおなか一杯食べてきましたから、おそらく体重も増えていたでしょう。しかも11日にスポーツジムで10㎞を走っていましたが12日~14日までは運動していません。

 ハーフをちょっと舐めていて、前日は禁酒できず、当日の朝も、レースの3時間前に起きてはいましたが、朝食はおいしいものを食べていました。

 もうちょっとストイックに準備をしないといけません。

 それから4月以降の練習では10㎞を走れないときが多くありました。ここを改善して週に3,4回は走り、そのうち2回は10㎞以上になるようにしたいと思います。

 次は今シーズン最後で、29日に広島に行きます。

ゴールデンウィーク

 今年のゴールデンウィークは4月29日から5月8日までです。4月から私は無職になりましたので関係はないのですが、もし働いているとすると、この間で要出勤日は2日だけでした。あまり変わりはないですね。

 でも家にいたわけではありません。この間に何をしていたか書いてみました。

前半は神戸

 まず29日は映画『クライ・マッチョ』『すばらしい世界』を見て、ジムでランニングです。

 『クライ・マッチョ』はクリント・イースドウッド主演、監督ですが期待外れ。『すばらしい世界』(西川美和監督、主演は役所広司)は二度目ですがよかったですね。

 30日は午前中に新車を受け取り、午後から吉田裕さんの「アジア・太平洋戦争の真実-兵士・民衆から見た戦争」を聞きました。

 ロシアのウクライナ侵略の現状を思いながら、過去の戦争の実相を聞いていました。

 日本は恐ろしいぐらいに、国力の全てを傾けて戦争に突入していったことが分かりました。そして、その見通しは誰も持っていなくて、ドイツが英国を降伏させて、米国がそれを見て戦意を喪失させる、という他人頼みでしかも自分に都合のいい展開だけです。

 マスコミ、国民は全く現実も先に見通しも見ることもなく「強硬で妥協も許さない空気」が戦争への道だったといいます。

 5月1日は家で片づけをしました。

 2日はスポーツジムでヨガとランニングした後、病院に行って無呼吸症候群のためのマウスピース作成の処方箋をもらいました。

 3日は憲法集会で金平茂紀さんの話を聞きました。3000人が集まり、色々な久しぶりの人の顔を見ました。

 その後で兵庫区平野市場のいちばギャラリーに行きました。「どっこいショと時代を映る」亡くなった映画監督高橋一郎、映画プロデューサー鵜久森典妙さんをしのぶ企画を見に行きました。二人とも会えば話をしてもらえる仲ですが、改めて、その豊かな人生の成果を見ました。

後半は但馬へ、西宮へ

 4日から養父市餅耕地に帰って田植えです。上場の天気で一日で田植えを終えました。私の仕事は苗の補植です。田植え機がとばしていった空白に手で苗を植えていくのです。泥田に長靴で歩き回るので、いい運動になりました。

田にいた蟹

 昔の田に比べて驚くほど生き物、虫やカエルが少ないのが気になりました。

 5日は竹田城址に登りました。いつか行こうと思いながら30年が経ってしまいました。麓から約40分ほど歩いて山頂にある城址にたどり着きました。

 城址で石積みしかありませんが、なかなかいい野面石積みでした。

野生の鹿

 そして昼食を取りに出石にいき、出石そばを食べました。

 6日は姫路によって垣内の墓参りに行きました。そして神戸に帰ってきました。

 7日は午前中は西神ニュータウン9条の会の運営委員会に出て、午後から西宮の兵庫県文化芸術センターで『日中国交正常化50周年記念 平和の祭典 日中ニ胡名曲コンサート』です。

 パンフレット見ると豪華な出演です。

 その後、出演した友人の交えて焼肉パーティとなりました。ちょっと飲みすぎ食べすぎです。

 

 

 

 

2022年3月に見た映画

『ザ・ユナイテッドステイツVSビリー・ホリディー』『戦争のはらわた』『ガンマン無情』『アルジェの戦い』『最果てのガンマン』『海辺の彼女たち』『モーリタリアン黒塗りの記録』『コレクティブ国家の罠』。3月は体調不良もありながら8本見ました。でも『ビリー・ホリディー』以外は古い映画ばかりになってしまいました。

 まず4本の映画です。

『ザ・ユナイテッドステイツVSビリー・ホリディー』

 WASP(白人、アングロサクソンプロテスタント)といわれる米国を支配してきた人々がどれほどひどいレイシスト人種差別主義者であるのか、よくわかる映画でした。

 ビリー・ホリディー、白人にも人気のあった黒人歌手の半生記を描く映画です。FBIは彼女が麻薬常習者であることを理由に、執拗に付け狙い、何度も逮捕し刑務所に入れています。でも真の狙いは、彼女が「奇妙な果実」という黒人差別を告発する歌を歌い続けたことに対する報復であり、嫌がらせです。

 この映画を見ていると、彼女が立ち直ろうとするのを見透かしたようにFBIは罠を仕掛けていたように思います。

 その陣頭指揮を執ったのはFBI麻薬取締局長ハリー・J・アンスリンガーです。彼は「麻薬と黒人がアメリカ文明を汚す」 と公言するレイシストです。その男を歴代大統領は重用し褒めたたえました。

戦争のはらわた

 珍しい映画です。英国、西独が製作したドイツ軍側の視点での第二次世界大戦の映画です。人間の本性を見透かした暴力シーンが得意のサム・ペキンパー監督ですが、タイトル通りの強烈なテーマの映画です。

 場所は東部戦線、ドイツとソ連の最前線の戦いです。少しずつソ連軍に押されている状況で、挽回しようとドイツ軍兵士たちは頑張っています。その中心にいる小隊長はハリウッドスターのジェームズ・コバーンです。

 彼を見ていると米国軍人のように感じてしまいます。彼の部下は、どれもいい人間ですが、上官にナチスらしい悪役を配していました。

 最初と最後の戦闘シーンにこの映画のテーマがありました。

 最初は、コバーンがソ連軍のトーチカを奪い取り、そこにいたソ連の少年兵を殺さずに捕虜にします。「殺せ」という命令を受けますが、密かにソ連がに逃がしました。しかし少年兵はソ連側からの銃撃で死にます。

 そして最後のシーンです。いよいよドイツの敗色は濃厚となり、全軍は撤退します。しかしコバーンの小隊は取り残され、周りはソ連軍ばかりとなりました。戻ることが出来ないので彼らは逆方向に動き、敵の陣地を迂回して帰ろうとしました。

 再び敵味方が向き合っている前線に戻ってきました。味方の陣地に逃げ込元した時、最初のシーンの再現です。味方側からの銃撃を受け大多数は死にます。

 これが戦争だ、という強烈な主張を感じました。

『ガンマン無情』

 これは本当につまらない映画でした。1966年制作のマカロニ・ウエスタンです。フランコ・ネロが主演ですから期待してみました。でも筋立てが全くダメでした。

 西部の名保安官であった兄と弟が、彼らの父を殺した敵を求めて、米国テキサスから国境を越えてメキシコへやってきます。

 割と簡単に敵を見つけますが、その男は街を支配する支配者でした。色々あって、町の人々と協力して、その敵と対決するという話です。

 しかし出てくる人間と話の展開が全くあっていません。ただドンパチやるだけの映画でした。

『アルジェの戦い』

 これは面白かったです。1966年制作のドキュメンタリータッチの劇映画です。

 フランスの植民地であったアルジェリア独立の闘いを描きました。でもここで描かれるのは1954年から57年の民族解放戦線(FLN)の戦いの挫折でした。

FLNの闘士たち

 ひとりの不良少年が独立戦争の先頭に立つまでの成長を描きますが、元レジスタンスにいたフランス軍将校などの巧妙な作戦によってFLNは壊滅させられます。

 その後、映画の最後はアルジェリア独立が描かれました。

 1960アルジェリア人民はFLNのような武装蜂起ではなく、FLNとは無関係に全土を上げた反フランスのデモが繰り広げられます。フランス軍はそれを押しとどめることが出来ず、62年に独立を実現したで終わりました。

 いっけんFLNは無関係ですが、彼らの戦いが広くアルジェリア人民にしみ込んだ中での、武力を使わない、一部の先進だけではない、普通の人々が加わった戦いです。

 その映像はドキュメンタリーのように感じるほどでした。

2022年2月に読んだ本

 無職になって一月が過ぎましたが、なぜか忙しい毎日です。もう少しブログを書く時間をつくれるかと思いましたが、片付けるべき雑事が多くてそうもいきません。「自由」になって、あれもこれも目移りしていますが、ここは何とか週2回は守ろうと思います。

 ようやく2月の本に手が回りました。とりあえず3冊です。

『内閣調査室秘録―戦後思想を動かした男/志垣民郎、()岸俊光』『報道事変―なぜこの国では自由に質問できなくなったか/南彰』『慟哭は聞こえない/丸山正樹』『刑事という生き方』『運転者 未来を変える過去からの使者/喜多川泰』『青光の街(ブルーライト・タウン)/柴田よしき』『むかしむかしあるところに、死体がありました。/青柳碧人』『世界2月号』『前衛2月号』9冊ですが、1月に読み始めて2月に読み終わった本が多いということです。

 

『内閣調査室秘録―戦後思想を動かした男/志垣民郎、()岸俊光』

 「ナイチョウ」は、総理大臣直属の情報機関で、外国に対処する機関という勘違いをしていました。これを読んで、わかることは、対外機関よりも国内的に「反共」で米国に従う国をつくるために、国民を思想誘導する機関であるということです。

 この本は志垣民郎(俳優、志垣太郎の伯父)という、戦後1952年吉田首相によって作られた内閣調査室の創設時からかかわった人間(村井淳をトップに配下4人のうちの一人)の日記と内部資料によって、岸俊光が編集しています。

 CIAに招待されて研修を受け、人脈を広げていきます。彼の主な業務は政権に協力する学者、知識人、文化人に金をばらまいて集め、養成することです。それらの階層の人間は権力に従うことを良しとしない人が多いようです。ですから思想的に近いと思ったら若い時から近づいて、金と名誉を与えています。

 調査研究を委託するということで打ち合わせ、飲食などをした日にちが、実名とともに明らかになっています。

 藤原弘達はとても親しかったようです。林健太郎元東大総長、福田信之元筑波大総長、著名な国際政治学者の高坂正堯歴史学者の会田雄二等127人の名前が書いてあります。

 そして付き合ったけれども金を受け取らなかった人間として、小泉信三鶴見俊輔福田恆存、上山春平、堤清二がありました。

 今もそういう活動をしているでしょうし、おそらく学者よりも社会的に影響の大きいと思われる似非文化人、芸能人に近づいているのでしょう。

『報道事変―なぜこの国では自由に質問できなくなったか/南彰』

 南彰は新聞労連委員長を務め、東京新聞記者の望月依塑子と協力して、アベスガ政権を追求する姿勢を持っている朝日新聞の記者です。

 「はじめに」のところで、2018年、河野外務大臣(当時)の都合の悪い質問には答えない「次の質問どうぞ」を紹介しています。記者の質問を無視する政治家とそれを咎めず擁護する政権、さらにそれと対決しないマスメディア、ジャーナリズムに、この本の問題意識があります。酷いものです。

 以下のような章立てで、それぞれ問題を持っていますが④が後世までも禍根を残すものです。アベスガ政権はまさに私利私欲だけで政治を回しています。言ったこと行ったことの結果責任を明らかする姿勢は全くありません。

①答えない政治家②「望月封じ」全詳細③「嘘発言」「でたらめ答弁」ワースト10④文書が残らない国⑤記者クラブ制度と「連帯」

 報道だけではなく、思想や言論のレベルを上げていくには過去の積み上げが必要ですが、そういったことも含めて、正確な記録記憶を残すことが大事です。

『慟哭は聞こえない(デフ・ヴォイス)/丸山正樹』

 デフ・ヴォイス(deafvoice)とは「ろう者の声」という意味で、手話を指します。手話通訳士、荒井尚人と彼の家族を中心とする連作短編小説4編があります。そして末尾に筆者による長い「あとがき」があります。シリーズ3冊目です。

 1月に初老刑事、何森稔を主人公とする『孤高の相貌』を読んで、そのもとになった「デフ・ヴォイス」シリーズを知り、とりあえず西図書館にあったこれから読みました。

 期待以上に面白い本でした。ミステリーとは言えないかもしれませんが「謎」を秘めています。

 主人公、荒井尚人は聾者の両親から生まれた「聞こえる子供」コーダです。その特殊性を生かした物語が展開しました。妻は警察官で、子連れの再婚です。

『慟哭は聴こえない』

 荒井の兄家族が出てきます。聾者の壁を越えたい甥、妊娠した聾者の夫婦の混乱など、彼らにとって生きにくい社会が浮き彫りになります。そして荒井夫婦にも子ども(瞳美)が生まれます。彼女は聾者でした。

『クール・サイレント』

 聾者の男性モデルHALが注目を集め、所属事務所は俳優にまで売り込もうとします。そこへ荒井が呼ばれて、通訳と相談相手になりました。

『静かな男』

 廃屋で死んだホームレスの身元を何森が調べます。やがて彼が聾者であることがわかり、彼の人生が明らかにされました。

 手話にも方言があるのを知りました。

『法廷のさざめき』

 聾者の女性が、不合理で配慮の足りない会社を訴える裁判の原告側通訳で荒井が付きました。職場の様子がよくわかるように書かれてあります。

 健常者にとって、聾者との付き合いを経験したり真剣に考えていないと難しいと思います。私も無神経な人間の一人でした。でもこれを読んで少しわかりました。

第42回魚津しんきろうマラソン

 2022年4月24日、標記のマラソン大会でハーフマラソンに出場してきました。

 2時間9分40秒で、何とか完走することが出来ました。海沿いの平坦なコースでしたから、もう少しいい走りができたと思いますが、自分の記録としてもダメな部類です。

 でも苦しい中で完走できたことを評価しています。

 魚津は昨年、一昨年とコロナで中止でしたから開催されて本当に良かったです。でも参加者は2019年が6700人(ハーフ3400)から2600(1800)と大きく減っています。

 スタートは調子が良くて、前回の記録(2時間8分5秒)を上回り、うまくすれば2時間を切れるかもと思っていました。10km辺りまでは5分40秒/km前後でしたが、ここから足が上がりません。15kmまでは6分/kmを維持していましたが、そこからガタガタになってしまいました。

スタート直後

13㎢ぐらいでちょっと苦しい

 あと3km2kmとなっても、全くダメでした。ふらふらでゴールして「敗れた」という感じです。

ゴール直前

 この敗因は気温が20度近くなったことがあるのかもしれません。あるいは前半を力以上にとばしすぎたことも、後半の脱力になったかもしれません。

 来月は北海道の洞爺湖ラソンですが、記録よりも「ふらふらで苦しい」ということがないようにしたいと思います。

 

遠くに1000~3000m級の山並みが見えます。

 4月22日~25日の旅となりました。その紹介は後日書きます。

西神ニュータウン9条の会HP2022年4月号

 お知らせが遅くなりましたが、標記のHPが更新されています。

西神9条の会 (www.ne.jp)

   今週の土曜日、4月西区文化センターなでしこホールで23日13時30分にペシャワール会藤田千代子さんの講演「百万の銃弾よりも水を!」があります。お近くの方は是非ご参加ください。

 4月のエッセイは9本+「おしゃべりコーナー」があります。

 その中で異色なのが「パリ通信」です。今月は道を歩いていて突然、浮浪者のおじいさんに襲い掛かられた話です。タイトル通り「ほんまかいな」です。その理由とか原因を書いていないのが「ほんまかいな」と思いました。

 私は映画『スリーピング・ボイス 沈黙の叫び』を紹介しています。

 脱プラ子さんや西元さんが連載を書かれていますが、過去のものを読みたいと思っても、毎月更新されて読めないのが残念です。何か工夫できませんかね。

 今月の「西神の野鳥」はカワセミの着水のシーンです。見事な映像です。