2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「千年の祈り」

市民映画劇場11月例会でした。いい映画ですが参加者が少なくて残念です。やはり私が例会紹介を書いた例会は入りが悪いと言う、結果だけが残りました。 それでも性懲りもなく映画の感想を書こうと思っています。できたら又ここにアップします。 その焦点とな…

『マチェーテ』

まあ、度外れた醜男が主人公で、血しぶき飛び回りのアクション映画といえばアクション映画。だからR18。でもほとんど裸は出てこないしセックスについても映さない。 麻薬王とアメリカの人種主義者、メキシコ移民という舞台設定で、ヒーローは強いようで、…

「私の松本清張論」辻井喬 新日本出版社

辻井さんの評論を読んで、この方法論とか分析の仕方を学びたいと思った。そこから映画評論はどう展開すればいいのか、真剣に考えたい。 「一作家について本にまとめたのはこれが初めて」といいますが、松本清張という魅力的な作家の、そのスケールの大きな、…

神戸新聞夕刊「論説さろん」無恥というか無知というか

新聞については、やはり偏見があります。「インテリが作りヤクザが売る」と思っていました。しかし11月20日付けの標記のコラム「TPPと兵庫」を読んで、恥ずかしいと思ったら原稿はかけないのだな、と思いました。 TPPとは「環太平洋連携協定」という貿…

『行きずりの街』

11月20日に見ました。少し上等の2時間ドラマかな。原作は「このミステリーがすごい」の92年度1位だそうですが、そうかな、と思います。それほど目新しい特徴があるようには思いませんでした。 原作は志水辰夫です。彼の本はまったく読んでいないので、その味…

「街場の現代思想」内田樹 NTT出版

内田さんは小説家ではありませんが、分かりやすい「哲学書」を何本も書いて「日本辺境論」というベストセラーを書いています。私は「若者よ、マルクスを読もう」を読んで、非常に熱い人だなということと、率直にものを言うのが気に入って、図書館で探してみ…

11月例会学習会

11月12日「最近の中国事情」講師は前田清(日中友好協会兵庫県連合会会長)さんです。とても面白くて、しかも中国の素顔がよく分かりました。さらに今後の日本との友好や中国の変化の可能性まで言及していただき、大変勉強になりました。 学習会の様子 懇親…

「どうなる?映画上映」を聞いて考えたこと、その2

厳しい話、暗い話が多いのはやむをえないが、さらに長期的変化で確実にやってくる大変な課題に人口減少がある。それも10年ぐらいならまだしも、30年50年の期間で言うと1億2千万人が9千万人台に落ち込む。しかもそれは一律ではないから、地方が厳し…

「どうなる?映画上映」を聞いて考えたこと

行く前はあまり興味がわかなかった。映画業界のことを詳しく知ったとて、私のできることはない、と思っていたからだ。しかし、あまりにもひどい状況を聞いて、私にもできることはないかと考えた。 百戦錬磨の弱小配給会社のつわもの達でさえ展望を見出せない…

損保ジャパン東郷青児美術館 国立博物館

7日は映画を見ようかとも思ったが、東京でしか見られない映画を捜したが、ないので、美術館に行くことにした。 損保ジャパンは「ウフィツィ美術館」(イタリア)の画家の自画像展だった。 そして上野に出て博物館にいった。特別展は「空と宇宙展」 しかしこ…

末廣亭

5日「昼席」で12時から5時半まで、2700円で十分楽しめた。6日は「深夜寄席」9時半から11時まで、4人出演で500円と安い。 末廣亭は落語の定席だが、これを見て「落語が面白い」と言えないが「寄席は面白い」と言える。神戸文化ホールの東西名人選は値段は高…

全国映連活動者会議 11月6日

「どうなる?映画上映―映画配給の今とこれから―」 標記のテーマで、伊藤重樹(コミュニティシネマ)中野理恵(パンドラ)原田健秀(岩波ホール)3氏のパネルディスカッションがあった。司会進行は全国映連代表の岡本健一郎さん。 中野さん 会議の後のパーテ…

11月3日という日、ジャーナリズムの見識

今日が何の日か。もちろん文化の日。「自由の平和を愛し、文化を進める」と「国民の祝日に関する法律」に書いてある。これは日本国憲法の公布の日であることを象徴する言葉である。でもこの日は、戦前は明治天皇の誕生日で天長節であった。 今、この文化の日…

「疑似科学入門」池内了 岩波新書

前の「科学の落とし穴」以来、すっかり池内先生のファンになったもので、図書館で読もうと西図書館で検索すると、子供向けの本以外ではあまりないという蔵書の状態だった。それでもこの本が在ったので早速借りて読んだ。 科学者の目から見た社会的な問題を的…