『マチェーテ』

 まあ、度外れた醜男が主人公で、血しぶき飛び回りのアクション映画といえばアクション映画。だからR18。でもほとんど裸は出てこないしセックスについても映さない。
 麻薬王アメリカの人種主義者、メキシコ移民という舞台設定で、ヒーローは強いようで、怪力とタフだけが売り物(すごい武術家かと思わせるのだがその場面だけ)で、弱いものの味方であるところと女にシャイがいい。
 あまりストーリーをいっても仕方がないが、出てくるのがいい役者だ。麻薬王がスティーブン・セガールレイシズムの国会議員がロバート・デ・ニーロ。主役がダニー・トレホといって悪役でたくさん映画に出ているが、知らない人。監督のロバート・ロドリゲスのいとこだそうだ。
 あまり見る必要はない。ストレス解消にもならない。やはり主人公がもう少しスカッとしているほうがいい。