映画サークル交流会議【10月8日】

写真ではちょっと暗そうですが
 三連休の初日ですが、映画サークルの今後の命運を賭けた「交流会議」を行いました。結果は、大成功とは行かなくても、まだまだやれるという感じを持ちました。お集まりを戴いた皆さん、ありがとうございました。


 当初の目標であった20名には足りませんでしたが、この日集まっていただいたみなさんからは、色々な意見を戴きました。そのいずれもが、私たち運営に携わるものが考えないといけない事項でありますし、映画サークルって何だ、と考えさせるものです。
 非常に熱い思いだけではなく、冷静な考えもあります。何が一番大事であるかといわれれば「これでまた私たちは考える」「出来ることはまだある」ということです。もちろん、われわれの力の及ばないことは多くありますが「出来ることはすべてやった」という状況ではない、と思いました。


熱くて冷静
 どんな内容であったかを書いていませんので、簡単に報告します。この数年、神戸映画サークル協議会は危機的な状況でした。一番危機であったのは、こうなるまで真剣に考えなかったという危機です。現象的には財政の破綻となって現れました。借金を抱えるというところまで行かなかったのですが、好調であった時代にためていた財産をすべて食いつぶしていて、しかも状況がよくなるという兆しがまったくない事態でした。
 それをこの春の定期総会で明らかにして、会員の皆さんに実情を訴え、再建に向けた協力をお願いししたのです。
 その、半年間の取り組みと、その結果をこの「交流会議」で報告しました。まだまだ厳しい状況ですが、明らかに前進し、このまま上昇すればいいという感じなっています。しかし現状は維持できても、例会の赤字基調は変わらず、さらに前進する術を考えないと、今までの努力も無に帰してしまうという、所に来ていました。
もう少し、数字をあげて具体的に書くと、昨年は、財政的な採算から言って、毎月例会参加者が200人ぐらい足らないという状況でした。それでさあ大変ということで、一番確かなのは会員を増やすことしかない~、それを会員の皆さんに訴えました。
 第1弾の目標は1000名会員に戻すことと、例会参加者を増やすことで、これは目標を達成できるところまで来ました。それをさらに赤字基調ではなく、採算を取れる会員数の目標は1500名というのがありますから、これをどうすれば出来るか、という運動を話しようということです。
 正直に言いますとこれはなかなか難しい困難な課題です。個別の例会は、宣伝をして一般の方にも着ていただくようにしていますから、増えるときもあれば減るときもあるということがあっていいのですが、基礎的な会員がしっかりしていないと、大赤字の例会が続き、時々トントンになるという、悪い傾向になります。
苦しいときは
 ですから会員を増やし、会員の方に毎月、映画を見ていただくような運動をしよう、それを一人ひとりの心に届けたい、という思いがあります。世間一般は非常に厳しいという話が出ます。それを乗り越えられるものを作り出そうということです。低きに流れることは、失敗をする、というのが私の30年間の経験から得た教訓です。いいものでないと、人の心に届かない、妥協は見透かされる、どこの世界でも同じですが。
 それが、この「交流会議」で一段と前に進むエネルギーをいただけました。