「憲法の心で時代を読む」森英樹

5月3日憲法記念日の集会に行ってきました。

 神戸では、いつも兵庫県憲法会議と自治労兵庫県本部の2つの集会がもたれます。いわゆる共産党系と(旧社会党新社会党系ですね。弱小となった護憲政党がいまだに分裂して集会を持っています。ですが最近はエールの交換をしています。昨年は共同で新聞広告を打ちました。
 私は交互に行っている感じです。昨年は私学会館に行ったような記憶があります。
 何にこだわって共同できないのかよくわかりませんが、多くの市民を巻き込んだ運動にするならば、一緒にしたほうがいいように思う一方で、2つの護憲集会が一つなくなるというのも淋しいですね。まさか本当に一方がもうできないと言う時になってからではないと、協力共同できないということではないでしょう。それは協力といわずに自滅です。
 それと勤労会館大ホールは500人で人が一杯になります。これ以上のホールは文化ホール大ホールか国際ホールしかないのか。いや西代にもポーアイにももっと大きなホールがある。それを使ってやればいいし、午前中はそれぞれの団体が工夫して、朝日新聞労組がやっているような、自分のところがこだわるべき課題で集会をたくさんやればいい。9条や25条だけではなく、もっともっと憲法を暮らしに生かすという観点から、運動を広げていくことが憲法記念日だろう。
 一時期に比べて、九条の会ができて護憲派も盛り返しているから、運動を広げるという観点が必要ではないか、と思う。

 森先生の話は、現在の状況を踏まえていて、よくわかった。特に震災について憲法的な分析は、今読んでいる世界5月号とあわせるとさらに面白い。
 後半の「日米同盟」のくだりは、商業新聞の変節や見識のなさ、それに無批判の国民性を痛く感じた。
 時間が短くて、最後の「世界的な政治的『地殻変動の時代』を読む」についてははしょった形になったのが残念だ。
 先生のジョーク長島茂雄は「I live in TOKYO」の過去形を「I live in EDO」といったのは、どこかで聞いたと思うが、間がよかったから、とても面白かった。