ブラック企業

ブログを書くスタイル
 なかなかブログを書くことが出来ません。特に考えて書きたいと思うことは、時間ばかりが過ぎてしまって、没になっています。
 新聞等を切り抜いて、まとまったことを書こうと思うと、それは無理であることがわかりました。山のように新聞の切り抜きは溜まっていますが、それをきちんと読んで考えて分析することは、時間がないのです。
 ですからブログを立ち上げた当初に考えていた「思いついたように書く」「日記のように」のスタイルに立ち返って、書くようにします。それで、あとから読み返して、おかしいと思ったことは書き直すことにしようと思います。
元町商店街の入り口にブラック企業
 ブラック企業という言葉は知っていましたが、私はこれまでそれをきちんと調べてきませんでした。「世界」5月号の「人間らしい働き方が消えていく」という特集で、「ブラック企業が日本の未来を食いつぶす」(今野晴貴)を読み、その実態を知ると同時に、それらの企業が毎年多くの新規採用者を得ていることも知りました。居酒屋ワタミユニクロがその典型ですが、彼らは世間的には成功企業として宣伝され、それに引かれて多くの若者が入社しています。そして過酷な労働に潰されて3年ぐらいで半数が退社しています。
人間らしさ労働
 そう言う事実があまり知られていません。一方でイメージのいいテレビコマーシャルが垂れ流されています。特にユニクロが酷いようです。今日のテレビでも短く報道していましたが「世界同一賃金」を実施して、社内の賃金格差を広げていこう、というものです。
 年収一億円もあるが100万円があってもいい、という考え方は人間らしい労働の否定です。こういう経営者を正面から批判する論調がもっとあって良いと思います。休職している人の43%がうつ病というのも異常で、私のうつ病経験からいっても酷い職場の実態が想像できます。
歯止めは労働組合
 ブラック企業の特徴の一つに労働組合がないということです。労働者は自分たちの身を守るために労働組合を作る、労働条件を改善し経営者に自分たちの意見を言えるのは、労働組合しかない、ということを社会の常識にする、ということが大事だと思います。
 私の職場でも労働組合に入らない、という新入社員が入ってきましたが、彼の意見を聞いてみたい気がします。