憲法96条改定反対

 4月28日付け[赤旗日曜版]に小林節さん(慶応大学教授、憲法学者)が一面に顔写真付きで大きく載りました。彼は改憲派で、この記事でも「自衛戦争を認める立場で、憲法改正論者」といっています。日本共産党とは思想も立場も違います。しかし自民党が進めようとしている憲法96条(憲法改定の手順を定めている)改定に「体を張って反対」と言い切っています。
 もちろんその意見に私も賛成ですが、なによりも小林さんが[赤旗]に出た勇気に拍手です。思想的に違うところに行ってものを言うのはなかなか大変なことだと思います。
大きな危機です
 この夏の参議院選挙の争点は明確に憲法改定です。それすなわち9条の危機だと思います。そのことを多くの人に感じてほしいと思います。自民、公明、維新などがそれを進めています。無関心でいることは将来に禍根を残す重大事だと思います。
 小林さんのように「体を張った」行動が、今求められています。
 しかし、民主団体や労働組合等、護憲勢力といわれる団体も、ここに言及していないような、無神経な気がします。
 あくまで気がするだけですが、もっともっと憲法問題に過敏になるべきだと思います。
 神戸映画サークル協議会の5月例会『シロタ家の20世紀』は直接に日本国憲法に言及するところは少ないですが、この映画を語る中で、現在の情勢を話し合いたいと思います。