全国映連総会(京都)

 4月9日京都の河二ホール会館で全国映連の総会がありました。本当は9日10日と東京で行われる予定でしたが、東日本大震災の影響で、京都に会場を移し1日だけとなりました。映画賞の受賞式を行い、妻夫木聡とかに会えるかもしれませんでしたが、やむを得ません。残念です。
 しかし京都は桜が満開でした。高瀬川沿いはまことに美しい春の風景です。野山ではない、大都会の都心の川縁というのもとてもすばらしい都市空間です。


 総会は2時から5時半までで、そのあと交流会です。総会はどういう討論をするかが課題で、なかなか盛り上がりません。議案に対して意見を言ったのは結局私一人でした。それから各地の経験交流になりました。しかし各地の状況が違いますから、突っ込んだ議論とは行きません。私も神戸のことをしゃべり、多少全国映連の行事にも問題提起を行いました。
 しかし今回の総会では、情勢分析がはっきり言ってお粗末です。意見交換のときにも言いましたが、私は全国映連の総会では情勢分析が一番大事だと思っています。かつて私が書いていたときも不十分で舌足らずでしたが、大切だという気持ちで書いていました。山田先生のアドバイスも的確に戴きました。
 今回の情勢分析でいいというのは、やはり問題です。どこかでおかしい点をはっきりさせる必要があるでしょう。問題意識をここに書いておきます。
1.平和、核兵器廃絶の問題
2.国際経済、共生の世界、環境問題と「グローバル経済」の対抗
3.人権意識の向上
4.それらと対応する日本
5.国民生活の実態、著しいワーキングプアの拡大

 交流会には「レオニー」の松井久子さんと「トロッコ」の川口浩史さんがゲストで来てくれました。盛り上がりました。