1月18,19日と1月例会『太陽とオレンジ』でした。
久々に採算点を越えました。
イギリス映画界の名匠、コミュニストを自認するケン・ローチの息子ジム・ローチの処女作です。うまくまとまった映画にしていますが、それ以上に、この映画を見た人のほとんどが20世紀のイギリスで「こんなことがあったのか」と驚き、悲しみと怒りを共有するテーマを映画にしました。
それは何もわからない幼い孤児たちをオーストラリアに強制的に移住させ、そこで強制労働させたという、「文明国」では信じられない事件を白日にさらしたことです。
勇気という面もありますが、きわめて真摯な映画監督です。次回作も期待できると思います。
先週から『今井正傑作選』を元町映画館で上映しています。
是非ご覧ください。
番組等は映画サークルのHPから見てください。
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