「これは『過労死の合法化』だ」

4月3日(夕)の[毎日]特集ワイドの大見出しです。きわめて率直、政府の「働き方改革」の本質を指摘しました。
安倍首相が経団連連合の会長を官邸に呼び出して押し付けた労使合意が残業上限「月100時間」でした。
これまでの労災認定基準「過労死ライン」を踏襲したもので、それを許容するものです。これで「罰則付きの上限を決めた」というのは、あまりにも国民、労働者を馬鹿にしたものだと思います。
カローシと言う日本語が世界で通用するそうです。死ぬまで働くまで働く国民性を揶揄した響きでとても嫌ですが、今、日本をさらに長時間労働の国へと押しやる雰囲気を感じます。
このような長時間残業の基準を作り、残業代ゼロ法案裁量労働制を営業職などへの拡大、さらに兼業、副業の緩和、容認等、さまざまな労働時間の規制「緩和」する動きがある。
人間らしく働くとは、まず生活費を稼ぐ労働時間を短くする必要があると、私は思います。