KAVCの樋野香織さん「KAVCから発信する映画の魅力」

 12月6日にお話をいただきました。すぐに書き込まないといけないのですが、毎日遅くて、その上酔っ払っていて、頭も体もPCに向かえないので、とりあえず、そういう話しがあったということだけ書き込んでおきます。中身は週末になるかもしれません。
 やはり金曜日に書き込んでいます。

お土産にポルトガルのケーキを持ってきていただきました

二次会はさらに盛り上がりました
 今年は日本ポルトガル修好通商条約150年と言う年で、映画祭になったと言うことです。彼の国は映画製作年間20〜30本ですが、カンヌやベネチアではかなりのわりあいで賞を取っているようです。それは100歳を越えるマノエル・ド・オリヴェラがいるからです。といってもそれは誰かは普通の人は知りませんが、ポルトガル映画界の大巨匠です。あの黒澤より2歳上でまだ映画を撮り続けているのですから、世界は広いと思いました。新藤謙人の上を行く映画人がいたのです。例会では「クレーブの奥方」を上映しています。
 ポルトガルは長く独裁政権で、1974年に「カーネーション革命」と呼ばれる無血革命で、その政府が倒されますが、マノエルはその後、60歳から本格的に映画を撮り始めたということです。
 映画祭では「アキノ・ボボ」という長編第1作、「春の劇」という彼が投獄された映画もあります。100歳のときに作った「ブロンドの少女は過激に美しく」は近日上映だそうです。
 国民的詩人でもあるアントニオ・レイスや「オリヴェラは金持ち」と批判するペドロ・コスタの映画も上映されます。
 ポルトガル映画祭ではないですが、彼女が審査員を勤める山形映画祭で注目を集めた「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」が面白そうです。美術館が実際に改装される舞台裏にカメラが入ったドキュメンタリーです。実話とは思えないどたばただそうです。
 イラン映画ペルシャ猫を誰も知らない」は無許可でロックコンサートを撮った映画で監督のバフマン・ゴバディは、そのまま国を出たそうです。しかしイランは国民の不満が高まっていると言う状況も聞きます。
 話を聞いて、KAVCは意欲的に、新しい映画を上映していますが、採算面は非常に厳しいようです。若者に映画を見てもらうような企画を映画サークルと協力してできないものか、考えます。あたるあたらないとかでなく、日本の文化レベルをいい映画を見る習慣をもっと持つ、という水準にあげたい、と言う不遜な考えを持ちました。
 12月例会「女の子ものがたり」は来週ですよ。ぜひ見てください。
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