2012年度映画サークル総会

 27日の午後から事務所の地下ホールで開催しました。



 参加者は20人に足らず、昨年よりも少人数でしたが、非常に良い論議が出来たと思います。
準備は整った
 昨年は、一昨年が大きな赤字だったことから、このままでは映画サークルがつぶれてしまう、と会員に訴えて、基本会員1000名の回復を目標にしました。そしてそれは実現したものの、一年を通じての収支は赤字となっています。
 今年の目標は、その赤字を解消できるぎりぎりの数字、基本会員1200名+例会参加率の向上、例会参加750人を挙げました。
 そして、今日の時点で基本会員1000名に達していることから、頑張れば目標をクリアできるのではないかという、目の前に希望があるような感じでの総会であったと思います。
 昨年のような厳しさではないということです。
 さらに、何年か振りで一月前に議案書を作成し、サークル代表者や個人会員に送付することが出来ました。その議案書も、私が映画サークルの中心メンバーになって初めて、運営委員それぞれが分担して書いたものです。
 総会を開催する前の準備としては、後は広く総会への参加を訴え、参加者をおさえる事だけでした。それは来年の課題に残しておきましょう。
厳しい状況が
 情勢で分析したことが、そのまま意見として出れきました。赤字基調を脱するために、会員を増やすという目標に対して、それぞれの周囲の状況が出されました。シニア層を増やすために、作品の傾向を考えるべきであるとか、「シニア会員」として会費を下げることとか、それぞれの暮らしの中で会費が負担になるという意見が多く出されました。特に若い人たちにとって、映画を見るための1000円は、2回分の食事代になるというものです。そういうもとで会員を増やすことが必要です。
 そして映画サークルは良い映画を上映するけれども、見てて疲れるという意見もあります。
 そういうことを乗り越える一つは「ほっと一息コーナー」の代表される会員同士のつながり、会員と運営する側のつながりです。
 またある人は、映画サークルを知らなかったけれど、今ボランティアをしていただいていますが、知ってよかった、といいます。創立60年とか市民映画劇場40周年といっても、神戸に住んでいても映画サークルを知らない人が多いということです。
これからが
 国会で消費税引き上げが議論され、デジタル配信が進めるられるという厳しい状況です。しかも市民生活が改善される見通しもありません。この社会情勢のもとで即効的に効く処方箋はありませんが、やはり人と人のつながりしかない、と私は確信しました。
 それをどういう具合に具体化するのかということです。