7月例会『天国の日々』

 7月20,21日と7月例会でした。もっと入ってもよさそうな映画ですが、600人を大きくした回りました。リチャード・ギアとかサム・シェパードの若い頃をみたいとあまり思わないのかな。
 映像も綺麗だし、よく見ると20世紀初頭のアメリカらしさも感じさせます。男と女の関係もあっさりとですが心の葛藤もあります。


 でも映画サークルの会員から見ると「何か物足りない」感じがあったのでしょう。例会の後の飲み会でも委員会の感想でも、そんな意見がけっこうあります。
 私自身もテレンス・マリックという監督はあまり評価していません。よくわからない、というか、彼の見る人間や歴史と私とでは違うのだろうと思います。『天国の日々』はわかりやすいのですが、ピンとこないのです。
 「どこが良いの」とか「映画サークルはどこを見てもらいたかったの」という質問に簡単に答えられないのです。学習会で大塚先生も「よくわからない」といわれました。
 わかりやすい映画が良いのかもしれませんが、言葉で説明できる「そんな映画ばかりではない」というのが、私の答えで、映像を見て音楽を聴いて感じることが大事だ、と思うのです。
 でもやはり、私もわかりません。