うそつきか、裏切りか

うそつきと裏切りを比べると、どちらが酷いか、ということを考えます。どちらも非人間的だ、といってしまえばそうですが、理由というか狙いががあってそうする場合もあります。
政治家の場合は人気取りと世論誘導です。
安倍首相本人と、その内閣はまぎれもなくうそつきです。
まず第一に、賃上げを実現するといいながら、賃金切り下げ政策を強行しています。
景気回復に賃上げが必要と連合に働きかけて、春闘でも賃上げ要求よ多少の賃上げを実現しました。しかし大企業の利潤は最高益を更新し内部留保は増やしていますが、実質賃金は下がっています。下請け企業は賃上げが出来ない状況です。
その上、給与構造を改悪して、地方の国、地方公務員の給与水準を大きく引き下げました。地方における公務員の賃金水準は民間企業の賃金水準に大きく影響させますから、結局、労働者全体の賃金を切り下げる政策を強行しています。
第二に、地方の自主性を尊重するポーズをとりながら、地方の意思に反する政策を推し通そうとしています。
「地方創生」といいながら、手始めに沖縄に米軍の新基地を作ろうとしています。沖縄県民の圧倒的多数が反対の意思表示をしているのに、それにまったく耳を貸そうとしません。
それは地方自治地方分権とは正反対です。
うそつき集団です。私はそう断言します。
(続く)