第46回兵庫の「語りつごう戦争」展

 標記の展示が12月6日~10日で催されます。場所は新開地の妙法華院というお寺をお借りします。

 私は昨年から関わりだして、今年は「戦時下の映画」というコーナーを担当しました。是非、ご覧ください。

 

 今年で46回ですから、かなりの歴史を持っています。多くの人たちから寄贈していただいている戦前、戦時下の資料を整理して展示します。7日~10日は1時30分から「戦争体験を聞くつどい」等があります。

 今年のテーマは「『新しい戦前』にさせないために―歴史に学ぶ—」です。従来からの戦前の生活風景、戦時歌謡に加えて戦時国債と映画を新しく付け加えました。

 「神戸に平和記念館をつくる会」写真展でもそうですが、こういったものに関わるといかに戦争について知らないかがわかります。広島長崎の原爆、全国的な空襲などは色々な形で知りますが、日本がどのような加害を朝鮮、中国などのアジア諸国に与えてきたかを知らないのです。

 全国各地にある平和記念館・資料館を訪ねていますが、それぞれの地域の戦争被害の展示はあっても、アジア太平洋戦争の本質は余り展示しません。加害責任に言及するところもほとんどなかった、と思います。

 しかし自分が関わると、どのように展示できるか悩みます。ある種の人々からの批判を恐れている自分がいるな、と思います。それをどう乗り越えていくか、課題です。