今年は映画大学に参加しました。8月30日から3日間、京都の御所の向かいにある平安ホテルです。私はそのうち前の2日間の参加です。
2/3の参加ですからちょっと物足りないところもありましたが、新しい発見もあり、まあまあです。
こんな講師陣です。
初日のトップバッターは海南友子さんで「人として、母として、ドキュメンタリー映画監督」と題して、原発事故取材と妊娠、『いわさきちひろ』製作の経緯とか、身近なことから考え方を展開されました。そして「家庭からできる政治活動」というのは、日本を変える力になりそうです。
初日の第2講は「だから演劇は面白い!〜演劇と私〜」、演劇プロデューサーの北村明子さんです。
俳優を育て、プロデュースする芝居を全て当てる凄腕プロデューサーですが、あっさりした話でした。
夜は『ハナ 奇跡の46日間』(韓国)の試写で、1991年日本で開催された卓球世界選手権で北朝鮮と韓国が一つのチームを作って中国を破ったという実話を元に作られたのもです。
単純なストーリーですが楽しめる映画でした。
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31日は特別講座「時代劇の基礎体力」として、映画監督の高垣博也さんから、最近ちょっと少なくなっている時代劇の面白さ、基礎知識を教えてもらいました。しかし正座が日本の伝統的な座り方ではない、というのは知りませんでした。
第3講は「つくり手から送り手へ」と題して、撮影監督の芦澤明子さんです。
『わが母の記』『南極料理人』を見ています。テーマによってデジタルが良いのかフィルムが良いのか、あるいは8ミリとかという話は、映像のプロという感じだった。科学技術が進んで選択が広がったように思うが、資本主義によって「儲かるもの」という基準が先に来る矛盾があります。
そして第4講は山田洋次さんです。
第5講は加藤千洋(同志社大学教授、元朝日新聞編集委員)さんです。