12月例会学習会「『拝啓、愛しています』の背景」岸野令子さん

 韓国も日本と同じような急激な高齢社会になっています。どのような問題があるのか、どのように生活していくのか、早く考えないといけないし、国民的な関心も高まっています。
 それは似ていますが、やはり違います。
 もしかしたら韓国のほうが日本よりも厳しいかも知れません。1980年代まで軍事独裁政権であったことと、経済力が低いことで、社会保障制度が、日本よりも整備されていないと思うからです。
 そして当然のことですが日本国憲法をもっていません。さらに儒教の影響も強く残っています。
 そんな現代の韓国社会をこの映画は描きます。二組の高齢者の男女を主人公にして、より良い韓国を示そうとしているようです。
 岸野さんの話を聞きながら、短編ドキュメント『ファンボさんに春が来た』を見ながら、そんなことを考えていました。
 『拝啓、愛しています』は今月の例会です。http://www.kobe-eisa.com/