4月例会学習会「フランスと日本、労働者と労働運動をめぐって」

4月11日に標記の学習会を行いました。講師は岩田幸雄さんです。岩田さんは現在、大阪原水協の理事長で、元全労連の副議長です。

 労働条件の話をすると、やはりフランスと日本の違いが強く出ますが、それは当たり前です。労働の仕方こそが社会の姿を規定するのでしょう。フランスは原発を多く抱え、核兵器もたくさん持っていますが、安心して働き暮らせる社会をめざしていることを感じました。
 フランスは労働組合の組織率は低い(7〜8%)のですが、それは労働組合に対する考え方が違うからです。例えば日本は18%と低いですがフランスの2倍以上です。でも日本の方はまったく駄目です。
 フランスの労働組合は役員、活動家で組織していて、普通の労働者はその周辺にいて協力するという関係のようです。こういう国ごとに違う労働運動のスタイルを研究すると、国民性や文化が浮かんでくるんでしょう。
 詳細は機関誌をお読みください。
 学習会の後は、講師を囲んで楽しく飲んで食べて、そしてしゃべってでした。

来週は「キリマンジャロの雪」です。是非ご覧ください。
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