定年退職後にマラソン(ハーフが主だが)を定期的に走り出して、いつしか全国各地の大会で47都道府県を回ろうという目標を立てました。2020年の2月までで16都府県となりましたが、コロナ禍ですべての大会が中止になったので、止まったままです。
マラソンのついでに各地を楽しむつもりでした。それができないので、コロナ禍の隙間を縫って、たまに手近なところを回っています。
すでに行った都府県で回っていない地域を中心に、歴史民俗資料館関係を見て、温泉につかり、おいしいものを食べる、社内では落語のCDでも聞きながら、という旅をしています。
今回は徳島県です。鳴門市のマラソン大会(2018年)で行ったので、ほとんど足を踏み入れたことのない西部地域を回りました。吉野川の上流です。
こういう状況ですから人では少なかったですね。
阿波市:土成歴史資料館、市場歴史民俗資料館、土柱
三木武夫の出身地で、多くスペースを取って紹介していました。
- この手書きの解説書自体が展示品です。すばらしい書体筆跡です。
- 美馬市脇町、東みよし町
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藍の生産で栄えた街です。
オデオン座は閉鎖した映画館です。山田洋次監督、西田敏行主演の『虹をつかむ男』でここを使いました。移動映画館、映画館のない街で出かけて映画を映す男が主人公の映画です。それで市が買い取って貸しホールに使っているそうです。 -
三好市:ホテルかずら橋、大歩危遊覧船、妖怪屋敷、平家屋敷、東祖谷歴史民俗資料館、落合集落、2重かずら橋 - 大歩危の遊覧船に乗りました。客は私たちだけです。吉野川の上流ですが、増水時には右手に見える建物の基礎が浸かったそうです。
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海であったところが隆起して山になりました。この大歩危小歩危の辺りで褶曲しているので、地層の傾斜が逆転するのが見られます。
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- 平家の落人部落ですが、元御殿医だった人の子孫の家です。
- 古い農機具の展示とともに、「もう一つの平家物語」が展示されています。壇ノ浦に沈んだといわれる安徳天皇が逃れてきたという伝説があるそうです。
- 重要伝統的建造物群保存地区に指定されている落合集落です。全体像は見えられませんが、谷を挟んだ同じような集落がありました。
- 私は渡りませんでした。
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泊まったのはホテルがずら橋でした。でもかずら橋にはいきませんでした。