9日、大急ぎで帰ってきて、兵庫県ユニセフ協会主催の標記学習会に参加しました。それは10月に『おじいさんと草原の小学校』を映画サークルの例会にするので、そのときに一緒に講演をしたいと考えているから、それに相応しい講師をさがそうと、いろいろあたっているからです。
大津さんの話は面白かったのですが、私が期待したものとはちょっと違いました。私はアフリカのリアルな実態の話を期待したのですが、それはこれまで何度かあったようです。
それで今回は、そういったアフリカの現場から日本の現状や課題を探るような話でした。
一番印象的に残ったのは、アフリカには中国人や韓国人が大勢いるけれども、日本人はいないということです。ケニヤの奥地のダイヤモンド鉱山で、韓国人がダイヤの商売をしていたのだけれども、彼は英語が話せない、という話でした。
これは日本のメディアには載りません。日本人がいないことと、それをメディアが報道しないことが、日本の危機です。
その前に大津さんの話には前振りがあって、日本人は将来に不安を持っているけれども、現在の危機を切実に考えていないのではないかというものです。
また別の話ですが、アフリカの子どもたちは学校に通うことがとてもうれしく、学校にいる子供たちの瞳はきらきらしているという話でした。アフリカのこれまでの現状と、未来を語る上で非常に重要なポイントです。
(続く)