参議院選挙の感想

7月10日投票の通常選挙の結果には、不愉快だし不満と不安を持っています。あいつの得意げな笑い顔を見るのもイヤダ、と思いますが、現実は現実として認めないといけません。
7月17日のサンデーモーニングのコメンテーターの多くが言っていましたが「『歴史の岐路』になるような重要な選挙だが、国民にほとんどその意識がなかった」ということですかね。国民の多くは経済に期待したとか、代わるべき代案を野党が持っていない、とか安倍政治、自公政権が勝利した理由はあるでしょうが、集団的自衛権解釈改憲は国民に承認されたといわれてもやむを得ません。
景気対策は、国債の増発になりそうですが、「アベノミクス」とか言っても、それしか考えない政権なのに、なぜ、それに期待するのか分からない、というのが私の気持ちです。
野党統一候補は、32選挙区で11勝ですから、前回に比べてよかった、と思います。でも民進党の政策を中心に置いたために、原発問題がまったく議論されないのは困りものです。総選挙でも「これでいきたい」と言う声もありますが、そこは考えてもらわないと、と思います。
財政の問題でも、消費税増税の先送りばかりが目立ちますが、日本で一番儲けているところから税金を取るべきだと言う与論になぜならないのか、といつも思います。大企業の内部留保は増え続けていて、中小企業は赤字で、労働者の賃金は下がっている、ということを新聞はもっと大々的書くべきでしょう。
そういえばパナマ文書のこともあまり話題になっていません。
愚痴るしかない参議院選挙でした。