「映画批評」2022年夏21号

2022年夏号

 映画評論の同人誌「映画批評」が出来ました。よく続いていますが、今号は9編(8人)と掲載評論も執筆者も増えてきています。しかもそれぞれが非常に個性的です。

 ちょっとマニアックで、比較的映画を見る人でも知らない映画を取り上げる傾向は否めませんが、それもこの雑誌の特徴です。

 あまり忖度をしないということです。

 それでも今回は、カンヌ映画祭脚本賞、米国アカデミー賞の国際長編映画賞、キネマ旬報1位など国内外で高く評価(私はそうでもないが)された『ドライブ・マイ・カー』を二人が取り上げています。

 私はつだわたるのペンネームで「映画の周辺2021」(映画は『梅切らぬバカ』『わたしの叔父さん』)を書きました。

 例年と同様、頒価は500円です。私の周辺にいるみなさんには、すみませんが押し売りさせていただきます。遠くの人には無料で送ります。カンパは拒みません。

 この冊子が時代の情勢にどう向き合っているのか、自信はないところですが、長い目で見れば格闘していると信じています。

 4月に無職になりましたが、思ったほどに自由な時間が取れず、見る映画や本の数は増えないし、このブログに載せる原稿はたまる一方です。

 でもまあ、いままでよりも喫茶店で新聞を読む時間、パズルを解く時間が増えていますから、それを無駄と見るのか、心の遊びと見るのか、少しずつ修正していきます。