11月例会「千年の祈り」例会学習会準備

 11月例会プロジェクトの担当で、解説を書きました。この映画に関しては、そんなに調べるということはなかったので、私の主観的な評価が入っています。もしかしたら見当違いのことを書いたかもしれません。機関誌を読んで映画を見て、率直な批判をください。
 例会学習会は、今年のノーベル平和賞を贈られた中国の劉暁波さんの話を、その著書の翻訳者の方にしてもらおうと思っています。まだコンタクトも取れていませんし、日程も場所も決まっていませんが、10月例会「サークルだより」に間に合うように調整しています。間に合わなくても映画サークルのHPに載せますので。
 ところで、まったくの私見ですが、中国の民主化一気に進むように思っています。それはこのノーベル賞です。これは昨年のオバマに続くノーベル賞選考委員会の世界史への挑戦だと思います。核兵器廃絶には中国の民主化は欠かせません。それを見越したものです。
 そして北朝鮮の三代目の代替わりで「金政権の後ろ盾」という世界の評価をどうかわすかです。文化大革命で、個人崇拝を愚かしさを骨身にしみていますから、それを外国の政権だからといって積極的に支持するのは、辻褄があいません。
 それと国内でも労働者のストライキ反日デモの盛り上がりです。反体制反政府を明確にしていない、こういった国民の示威行為はとめることは出来ません。国民がだんだんと意見の表明に慣れてくれば、さまざまな問題での意見が出されるようになります。それを共産党の評価で容認したり弾圧したりしていると、いつかぼろが出てきます。
 多少時間はかかるかもしれませんが、劉暁波さんがいうように、「中国が次第に改革に向かうプロセスとは、政権の変革を激しく求めることで社会全体を変革できるものではなく、社会が自然と徐々に変革することでゆっくりと政権の変化を促すというのが現在の趨勢だ」と思います。世界情勢がそれを応援しています。