いい加減にしろよといいたい神戸新聞社説

1月29日「公務員のスト権 国民目線の議論が必要だ」
 失礼ながら、馬鹿かといいたい。公務員のスト権は必要かどうか、見識を示すことができないようなら、社説に書くなといいたい。しかも締めくくりに「オープンな議論を続け、改革の全体像を示す必要がある。忘れてはならないのは国民生活にどう役立つのか、その視点である」という。戦前の天皇制国家の新聞ではないかと思った。
 労働者に労働基本権は世界的な標準である。自由がないといわれる中国でもストライキは認められているし、実際に多発している。にもかかわらず、神戸新聞は労働者のストライキには社会的合意が必要だといいたいようだ。
 この新聞は良い記事も書くが、その多くは現地に取材してのもので、社説のように、新聞社の偉い人が書く記事はまことに反動的だ。
 せめて公務員の労働基本権はどうなっているかを報道してほしいものだ。先進資本主義国では高級官僚以外はすべて認めている。ドイツでは裁判官もストをするし政治活動もできる。その国際標準から見たら日本の現状はどの程度であるのかを、国民に知らせるのが反動的ジャーナリズムのせめてもの良心だと思うが、それもない。