ヘーゲル『精神現象学』序論を読む

 鰺坂ゼミナールの最終日でした。とても難しい講座でしたが、何か大哲学者ヘーゲルの感覚に、少し触れたように思います。
 フランス革命という大変革に期待し、その後の混乱とナポレオン戦争に失望したヘーゲルが理性的な論理学を確立していきますが、その弁証法は「概念的把握」に接近するものです。それは事物の本質を全体的に捉えるという意味だと思います。
 数学的真理は「空しい死んだ場」と、その論理は生きて変化しているものに対応できないとばっさりきるのはびっくりでした。
 次期の鰺坂ゼミナールはマルクスの「経済学・哲学手稿」です。おそらくとても理解できないでしょうが、再び挑戦するつもりです。