11月4,5日と福島県南相馬から岩手県陸前高田まで走ってきました。
2011年11月から、なんだかんだと用事を作って毎年東北に行っています。今年も幸か不幸か、いろいろなことがあっても行くことができました。
名取は少し進んだ
4日は名取に行きました。閖上地区の区画整理事業です。昨年造成していたところに市営住宅が建ちました。200㎡の土地に二階建ての戸建てです。
でも困った問題があるそうです。現在の区画整理地区の東側に新たに区画整理事業を立ち上げたそうですが、そこは防災集団移転促進事業(以下「防集事業」)を実施した地区です。そこに国費は投入できないといわれて事業費が不足しているそうです。
公共事業の2重投資はできない、というのは補助制度の原則かもしれませんが、震災復興事業では違うのではないか、と思います。
復旧復興事業の目的は、市民に元の生活に戻すことです。区画整理事業や防集事業はその手段です。最初からその組み合わせが出来ればいいですが、震災直後にそこまで出来ないこともあります。
原則とか基本も大切ですが、大災害の最前線にいる地方自治体にそこまで言うのか、と思いました。
震災復興予算の使い回しが批判されましたが、国の官僚たちはこんな矛盾に平気でいるのか、と改めて、その酷さに呆れました。
2度目の福島
名取から南相馬市小高区まで南下しました。田畑は荒れ、荒れたままの無人の家屋も目立ちました。岸壁の補修工事もされていません。
これは岸壁
南相馬はこんな馬追いが伝統文化です。
二日目は女川〜南三陸〜陸前高田
朝から出ましたが、かなりの強行軍です。女川の駅前は綺麗に整備され駅前商店街も作られていました。その下の市街地は工事の真っ最中でした。
北上川は堰堤かさ上げ、補修工事の真っ最中です。
大川小学校の跡地です。
南三陸も工事の真っ最中です。
全体はこんな感じ
南三陸さんさん商店街は元気です。
陸前高田の盛土も進み、巨大ベルトコンベアは撤去されていました。遠くに市街地が見えます。
奇跡の一本松です。