4月の映画

『金陵十三釵』『アンチポルノ』『わたしは、ダニエル・ブレイク』『雨の日は会えない、晴れた日は君を思う』『ホワイト・リリー』『花芯の刺青』『everyday』『サラエヴォの銃声』『さすらいの恋人 目眩』『歌声に乗った少年』『標的の島風かたか』『フランコニフォニア ルーブルの記憶』『at the terraceテラスにて』『未来よ、こんにちは』『午後8時の訪問者』『私の少女時代』16本。先月に続いてよく見ました。
休日なのにいつも忙しい忙しいと思っていましたが、色々な用事をこなしながら映画を見ているから、忙しいのだと反省しました。これからは10本程度に抑えようと思います。
ロマンポルノ
今月の特徴は新旧ポルノ映画を2本ずつ見たことです。3月は旧2本、新1本でしたが、今月は谷ナオミ主演の『花芯の刺青』を見たので、ロマンポルノの印象が強烈です。彼女はやはり素晴らしい。大昔の感動(と言うべきかどうか)が甦りました。

ストーリーは、なんだか良く分からないのだけれども、最後に彼女が全身に刺青を入れられる、と言う話ですね。着物を着れば清楚の人妻の風情の谷ナオミが乱れ、苦悶の表情がたまらなくなりますね。
今回見たポルノ映画と見比べてもこんな美貌の名優はいないと思いました。
ロマンポルノの功罪は色々あるでしょうが、40年前の映画を懐かしく見ました。また機会があれば見たいですね。
例会の『歌声に乗った少年』は別の機会に書くとして、今月は『金陵十三釵』『わたしは、ダニエル・ブレイク』『標的の島風かたか』『午後8時の訪問者』の感想を書きます。『・・ダニエル・・』は西神ニュータウン9条の会のHPに書きましたので、それを見てください。
『金陵十三釵』

1937年、日本軍は南京を攻撃、占領します。その時捕虜や市民を虐殺し、略奪、強姦したことは国際的(日本の一部の歴史改竄主義者は否定しています)にはよく知られています。それを舞台にしていますが、この映画は露骨には組織的な虐殺は描いていません。
キリスト教会に女生徒が逃げ込んでいました。日本軍が勝利の宴で彼女たちの合唱を聞かせろと要求してきます。
その教会には密かに娼婦たちも隠れていました。彼女たちは見つかればどんな目にあわされるか、みんな知っていました。
さあ日本軍のトラックがやってきます・・・。
この映画の監督は、中国を代表するチャン・イーモウです。さすがに上手につくっています。ど派手な市街戦もありますから製作費78億円と言う超大作です。2011年の中国の興行成績第1位でした。
でもこれは一般の劇場では見られません。「抗日映画」と恐れ嫌がって、どこの配給会社も買わなかったようです。今のところ中国大使館経由で自主上映しか出来ないようです。
日本の映画界は変ですね。
『標的の島風かたか』

『午後8時の訪問者』

(おいおいと続く)