民主党代表選挙

 詳しく調べているわけでもないし、どちらかを評価しているわけでもないから、あまりコメントできない。しかし新聞、特に朝日新聞の異常さは言っておいたほうがいいと思った。徹底した小沢バッシングである。きわめつけは9月7日の天声人語である。民意を使って「菅さんを浮かべ、小沢さんを沈めたがっている」とまで書いた。しかも「小沢さんの出馬には、どこか「私闘」の影」というのは何か根拠があるのだろうか。
 全国紙は消費税の問題では財界よりの報道をするし、沖縄基地問題ではアメリカよりで安保が何よりも優位にあるようにいう。そういう報道姿勢であるから、この小沢報道もその延長線上にあると見るべきだろう。政治と金の問題をいうのなら、「企業団体献金の廃止」をもっと言うべきだろう。そこはまったく触れない。
 政党政治の腐敗は、自民党の時代からあった。全国紙からの強い批判は聞いたことがないが、政権与党に対する批判的姿勢は歓迎するところだ。それが本当の姿であればいいが、まあしばらく見ておこう。