「キス&キル」

 12月4日のレイトショウに行った。時間がレイトしかあかないために選択の余地がなく、家に帰るのも、なんだし映画を見に行った。
 キャサリン・ハイグルは美人で感じのいい女優だった。それだけと言えばそれだけで、ストーリーの面白さもアクションというか殺陣も特筆するべきものはなかった。キャラクターの面白さもない。
 宣伝は「ロマンチックコメディ」といっているが、とりたてて熱い恋愛も人間関係の奇抜さもない。結婚した相手・夫が「殺し屋」であったということだけで、彼がそれを隠して別人となりながら「仕事」をするわけでもない。
 よかったのは夫を殺しにくるのは、周囲にいる普通の隣人、友人であると思った人たちだと言うことだ。彼らはエージェントであるし、夫にかけられた2000万ドルと言う賞金を狙ってと言うことだ。(しかし彼にその賞金の値打ちがあるかどうかは映画では描かれない)
 人は意外な面を持っていると言うことと、誰でも銃火器を手に入れることができるアメリカ社会を皮肉る。落ちは嫁の父も同じ殺し屋稼業であることと、彼らにとって父となるおじいちゃんとなる幸せを得て和解すると言うこと。
 あーあ。