7月の映画

『告発小説・その結末』『女と男の観覧車』『人生タクシー』『ウインド・リバー』『ルイの9番目の人生』『婚約者の友人』『ブエノ・ビスタ・ソシアル・クラブ・アディオス』7本でした。
婚約者の友人は封切りの時に見ていますが、もう一度見たくてパルシネマに行きました。本当に上手につくられた映画です。
第1次世界大戦、戦闘でドイツ兵を殺してしまったフランス兵が、その男の婚約者、家族に謝りたくて、戦後ドイツにやってくるところから映画は始まります。出てくるすべての人の気持ちがよく描かれていて「人間てそうなのか」ととても感心しました。
フランスに帰った、婚約者を殺した男を追ってフランスに行くドイツ女、それを軽く見抜く彼の母親と婚約者、とても面白い映画でした。

そして生きる希望を失ったかのような、ドイツ女はこの絵の前に立ちます。この絵はエデゥアール・マネの「自殺」です。

『告発小説…』はとても奇妙な映画でした。書けなくなった女流小説家の前に現れた女は、小説家に以上に接近し新しい小説を書くように懸命に応援します。
ところが最後には彼女を殺そうとまでするのですが、それは失敗し姿をくらませます。この女の目的は何だったのか分からないままに映画は終わりました。
映画を見ているときははらはらどきどきでした。