映画批評17号

今年も何とか発行しました。映画についての同人誌です。
他の人は早めに出稿しているのですが、私がいつも遅くなって、みなさんにご迷惑をかけています。
夏までにつくる予定でしたが、駄目でした。

今年のメインはやはり『三度目の殺人』です。久部さんと塩見さんの対談で、この映画の評価の違う二人が突っ込んだ話をしています。映画を見ていない人は分かりにくいかもしれませんが、見ていなくとも意見対立が面白い、という感想もありました。見た人はきっと分かると思いますし、面白く読めます。
私はペンネームつだわたるで『ある戦争』『アイ・イン・ザ・スカイ』と演劇『ラインの監視』について書いています。

完成した後で自分で読んでも、ちょっとまとまっていないな、と思います。3本の戦争に関する映画演劇で、現代の問題を考えようとしたのですが、ありきたりになっています。
なんでも評論、批評するためには、その対象に対する専門的知識だけではなく、かなり該博な知識と論理的な思索が入りますが、それを求めると書けなくなりますから、まあまあ楽しく読めればいいかな、と思いながらいつもは書くのですが、今回は論旨不明というよりも、通俗的で面白くない、とかなり自虐的になっています。
でも、読んでください、買ってください。扇さんも松本さんの文章も、イラストのフラミンゴノリコさんも他にはない味のあるテーマです。
身近な方に頒価500円のカンパをお願いしています。ご迷惑でしょうが、私と付き合う経費だと思ってください。よろしくお願いします。
これっきりなら無料でお渡しするのですが、次に出す励みになりますから、よろしくお願いします。
遠い方には無料で送っています。もし読んでやろという方がありましたらメールで連絡して下さい。